ダーク・ファンタジー小説
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- KoriaでPon!
- 日時: 2017/06/03 16:24
- 名前: canon (ID: .MlM.eMp)
はじめまして、canonといいます。
駄文ですが、よろしくお願いします。
題名はあまりシリアスっぽくありませんが、内容は少しシリアスにしてみようかな〜、と…。
- Re: KoriaでPon! ( No.1 )
- 日時: 2017/06/03 16:58
- 名前: canon (ID: .MlM.eMp)
1.僕のクラスの韓国美少女
「響ちゃん。古い昔話をしてあげましょうか。」
「なぁに?ばあば。」
「ばあばの遠い親戚がね、韓国に住んでいるのよ。そして、その家に産まれた子どもには、ある一つの使命があるの。」
「しめい?」
「そう、使命。とっても大切な使命なのよ。もしもその使命が果たされなかったら、日本は無くなっちゃうわ。」
「えっ!!嫌だよ、僕。ずっと此処に住んでいたい。」
「そうね。」
「ばあば、その使命を教えて!」
「えぇ。その使命はね——」
「ふ〜ん。随分とまた古い夢を見たもんね。」
「あぁ。」
—此処は私立聖学園中等部。現在僕は、今朝見た夢の話を、幼なじみである美恵に話している。
「まぁ、響也はおばあちゃん子だったもんね〜。」
彼女がからかうような視線を僕に投げつける。僕は少し不貞腐れて、
「そんなんじゃ無い。」
とぶっきらぼうに答えた。
…僕の名前は北条響也、先ほども言ったように、私立聖学園中等部の中学二年生である。父は北条グループの社長をしていて、周りに比べたらまぁそこそこお金持ちな家である。ちなみにさっきから僕と話しているのは神沢美恵、幼なじみである。こちらも神沢商社の娘であるため、比較的お金持ちであるだろう。美恵は普通にクラスの男子にモテる。去年の文化祭でなんか、「ミス・アキラ」グランプリの優勝を飾った程だ。僕は昔から美恵の顔なんか見ているから、今更なんとも感じないけど。
「…ちょっと、聞いてる?」
「え?あぁ、聞いてる聞いてる。」
美恵の話を完璧に無視していたな、僕。
絶対に聞いてない、とぶつぶつと呟いてから、
「今日、転入生がくるみたいよ。」
と切り出した。
「転入生?」
「そう。それも国外からの留学生らしいわよ。」
へぇ、と僕は頷いた。正直、転入生なんかに興味はない。例えそれが留学生だったとしても。その後も美恵の話に適当に相槌をいれながら聞く。すると、時計はホームルームの始まる時間を指した。
「ホームルーム、始めるぞ〜。」
担任の金山先生、通称金ちゃんがガラガラとドアを開けて入ってきた。みんながドアの方に集中する。きっと転入生の噂を耳にしたのだろう。
先生はやれやれ、と首を振って、「どうぞ。」とドアの方に言葉を放つ。
ドアの向こうからやって来たのは、色白で黒髪の美女。瞳は赤みがかった黒で、その色に僕は違和感を覚えた。
—この人、人間じゃない?
頭を掠めた考えを咄嗟に消して、もう一度彼女を見る。この人、何処かで会った事があるような…
少女は礼儀正しく礼をすると、微笑んで口を開いた。
「初めまして。林華蘭です。韓国から来ました。宜しくお願いします。」
彼女は、黒い長い髪を揺らして、なまりのない流暢な日本語で、そう自己紹介をした。
- Re: KoriaでPon! ( No.2 )
- 日時: 2017/06/03 19:59
- 名前: キム・チ (ID: nNH22Zc.)
僕のクラスの韓国美少女・・・完全に整形ですw