ダーク・ファンタジー小説
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- ×××× “_妖_”
- 日時: 2017/06/14 21:08
- 名前: すあら (ID: SW6tVdsd)
生前__
遠い遠い遥か昔の記憶__
前世_前世__それより遥か彼方__
荒れ狂う波__
荒れ果てた村__
狂いに狂った村人__
“...あーそびーましょー”
耳奥でコダマする妖らの聲は
何回_何十回__
何百回生まれ変わっても
消えることは無いのだろう...___
“...くすくす”
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この度はお立ち寄り頂き、
誠にありがとうございます。
短いプロローグとなりましたが、
ご理解いただければ幸いです。
こちらで小説を書かせていただくのは
...ほぼ初でしょう。
(遥か昔に少し...)
ルールに反する事、
作品に関する誤字脱字、
注意して頂くととても嬉しいです。
最後になりますが、
作品主の《すあら》と申します。
これからお付き合い
宜しくお願いします。
- Re: ×××× “_妖_” ( No.1 )
- 日時: 2017/06/12 22:12
- 名前: すあら (ID: SW6tVdsd)
遠い昔の話をしよう__
まだ世界が一つだった時の話を__
我らは自由だった
我らは平和だった
我らは幸福だった
我らは...
あの日全てに逆らってしまった
- Re: ×××× “_妖_” ( No.2 )
- 日時: 2017/06/14 21:09
- 名前: すあら (ID: SW6tVdsd)
...悔いはない
やらねばならぬ事__
全て成した
後は遥か未来の命に__
『...悔いはないのか』
「はい。」
『...もしも迷いがあるなら』
「いいえ。そんなものはありません。私は全てを終わらせにきたのです。」
『...解った。世界を...この世の全てを...きみに託そう。』
鋼色に輝く一筋の光が
海の惑星に差し込んだ__
『...行くがよい。この世界を...宜しく頼んだぞ。』
その光は弾け飛び...
やがて何事も無かったかのように
消え去った__
静寂に包まれた海の惑星_
微かに聞こえる噺聲__
“ふふっ...逃げちゃうんだ”
“ね...逃げちゃったね...”
“追いかける?追いかける?”
“追いかけちゃう?”
“...どうせココに戻ってくんだから”
“そっか!”
“そっか”
“じゃあ皆であーそぼ...!”
“ふふっ...くすくす...”
____ずっと待ってるね…
- Re: ×××× “_妖_” ( No.3 )
- 日時: 2017/06/13 21:17
- 名前: すあら (ID: SW6tVdsd)
「おはよう、おじさん!」
「おっ坊主じゃねぇか!今日も朝から元気だなぁ!」
「もー...坊主じゃないってばー...」
「ガーハッハッハッ!!俺からしたらお前さんはまだまだ坊主なもんだ!...ほれ!いつものやつ!」
「わっ!ありがと、おじさん!」
「おう!また来いよっ!!」
僕は《騎山 愁》(きやま しゅう)
毎朝7:30に家を出て徒歩5秒の市場の朝売りに通ってる
果物屋のおじさんはいつになっても僕を《坊主》扱いしてくる...
むー...僕今年で17なんだけどなー…
(まだ16)
...因みにだけど、あのおじさん
前は王様だったんだ
凄いよなぁー...
まー小さい国の...だったけどね
...え、前ってどれ位かって?
んー...そうだな...137年前?
結構厳しくてさ、織物売りだった僕は毎回お城へ行ってたんだけど...
やれ生地が悪い、やれ色彩割合が違う、やれ心地が悪いだの言って1枚も買ってくれなかったっけ
ははは...困っちゃうよねー...
...うん、そうだね
100年以上前は産まれてなくて当然だよね
...デタラメかって?
それも違うんだなー...
ここだけの噺...
僕、前世の記憶が残ってるんだ
- Re: ×××× “_妖_” ( No.4 )
- 日時: 2017/06/13 21:22
- 名前: すあら (ID: SW6tVdsd)
嘘じゃないよー
まあ、信じてもらえないのは承知なんだけどさ
...今日は君にも会っちゃったしなー
悪い事が起きそうだな...
やだな
君を責めてる訳じゃないんだよ?
ただ...
君にツイテルモノが気になるだけ
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