ダーク・ファンタジー小説

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日時: 2017/06/25 16:27
名前: j (ID: B7nGYbP1)

 2017年、春。
希望への期待が桜咲くきらびやかな校庭に入り混じり、生徒たちはどこか歓喜に似た表情をしているように見えた。それはどこに行っても見受けられ、おそらく僕だけなのだろうが、そんなふうに思えた。
 それはきっと、僕には無いものなのだろう。
しばらくして、体育館で始業式が執り行われた。面倒だと皆が思うような、在校している諸先生たちのスピーチが延々と続いた。そのあとで新しくこの春からこの学校に赴任してきた先生が数名、壇上で挨拶をしたときには、さっきとは真逆な生徒のそれもまた歓喜に似た表情をした。
僕は、相変わらず能天気だった。
太陽の雲の入り口が狭かろうが突き抜けるような強さの中で、僕は教室の窓から入り込む光を受け、自分の机に座った。


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