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ダーク・ファンタジー小説
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- あの子と私はどこか違う。
- 日時: 2017/08/21 21:24
- 名前: 柚乃華 (ID: W/M2HNwF)
◇
「彩愛」
「湊」
湊の白い美しい指が、ティーカップを持つ。
カップから白い湯気が立ち上る。
心なしか、湊の指が湯気と同化したように、見える。
湊はフワリと私のそばに来て、微笑んだ。
「私たちは、相容れなかったんだね……」
「湊……?」
私が見たのは、幻なのか夢なのか。
◇
その日私は、湊の訃報を知らされた。
- Re: あの子と私はどこか違う。 ( No.1 )
- 日時: 2017/08/21 21:29
- 名前: 柚乃華 (ID: W/M2HNwF)
◇
私と湊は、幼なじみ。
たったそれだけで、関係について言える。
◇
いつも私の背に隠れていた、湊。
私はいつも、湊を庇っていた。
「湊に手ェ出すヤツいたら、私に言って!」
そう言うと、湊はいつも笑うんだ。
- Re: あの子と私はどこか違う。 ( No.2 )
- 日時: 2017/08/22 17:57
- 名前: 柚乃華 (ID: W/M2HNwF)
可憐な花が、花開くような感じで、毎回魅了された。
◇
でも湊の訃報を知った日、私はこんな事を思った。
湊の過ごした日々は、輝いていたのかと。
でも、御葬式に行って私は湊の知らなかった、一面を教えられた。
◇
湊には彼氏が、いたらしい。
ヤンキーの。
そして湊自身、有名な不良校にいた、と。
決して、湊の日々は輝いていなかったと。
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