ダーク・ファンタジー小説

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あの子と私はどこか違う。
日時: 2017/08/21 21:24
名前: 柚乃華 (ID: W/M2HNwF)




「彩愛」

「湊」

湊の白い美しい指が、ティーカップを持つ。
カップから白い湯気が立ち上る。
心なしか、湊の指が湯気と同化したように、見える。

湊はフワリと私のそばに来て、微笑んだ。

「私たちは、相容れなかったんだね……」

「湊……?」

私が見たのは、幻なのか夢なのか。



その日私は、湊の訃報を知らされた。

Re: あの子と私はどこか違う。 ( No.1 )
日時: 2017/08/21 21:29
名前: 柚乃華 (ID: W/M2HNwF)



私と湊は、幼なじみ。
たったそれだけで、関係について言える。



いつも私の背に隠れていた、湊。
私はいつも、湊を庇っていた。

「湊に手ェ出すヤツいたら、私に言って!」

そう言うと、湊はいつも笑うんだ。

Re: あの子と私はどこか違う。 ( No.2 )
日時: 2017/08/22 17:57
名前: 柚乃華 (ID: W/M2HNwF)


可憐な花が、花開くような感じで、毎回魅了された。




でも湊の訃報を知った日、私はこんな事を思った。

湊の過ごした日々は、輝いていたのかと。
でも、御葬式に行って私は湊の知らなかった、一面を教えられた。



湊には彼氏が、いたらしい。
ヤンキーの。
そして湊自身、有名な不良校にいた、と。

決して、湊の日々は輝いていなかったと。


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