ダーク・ファンタジー小説

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WORLDDESTINY
日時: 2017/09/18 12:29
名前: 星光。 (ID: 59nFPquI)


神童 千歳(しんどう ちとせ)。
彼女の母・父(奈緒・唯斗)は偉大な人物であったらしい。
そして千歳にも世界の光と称されるような力がある。

ファントムハーバー
色んな種族の人々が行きかう港。
奈緒「・・・じゃあ千歳、この宝珠を渡すのよ?」
千歳の首に白い宝珠のネックレスをかける。
千歳「うん、分かった。じゃあ行ってくるね!」
千歳の白に黄色のグリッタールックのラインの入ったケープが揺れて
船に入っていく。

船からはキラキラと輝く海が見え、風が吹く。
???「珍しいわね貴方のような子が一人で旅かしら?」
隣にいた女の人から声をかけられる。
肩ぐらいまで伸びた水色の髪、美人な人だ。
千歳「え、えっと母と父に言われてユニヴァールってところへ行くんです。あ、名前を
   言ってませんでした私は神童 千歳です。」
???「私はエレナ、旅人よ。それより千歳の目的地に着いたみたいよ?」
そう言われて慌ててエレナに礼をして船を飛び降りた。


???「おい、止まれ。」
千歳「ビックリした!な、なんですか?」
綺麗な白い肌をした男の人に肩を掴まれビクンッとしつつ止まる。
???「俺はユニヴァールの拳闘士の一人、モア。お前が神童 千歳だよな?」
千歳「は、はい。あのじゃあ母が言ってた案内してくれる人って・・・。」
モア「あぁ、ついてこい。少し近道をしていく。」
スタスタと歩いていくモアの後を追う。

モア「そういえば千歳は何か魔術とかは使えんのか?あいつらの子どもだしなんか使って
   そうだけどな。」
千歳「えっとあんまり戦ったことはないし、でも使えるよ。色々と。
   それにお母さんがアンタの力は皆の約に立つって言ってたような?」
ふーん・・・とだけ言いモアは前を向く。
モア「ほい、着いたぜ。ここがユニヴァールだ。」

Re: WORLDDESTINY ( No.1 )
日時: 2017/09/18 14:23
名前: 星光。 (ID: 59nFPquI)


扉を開けてすぐ千歳のもとへ瓶が飛んでくる。
さっと屈んで避けた。
千歳「な、何が〜?」
顔を上げ立ち上がるとすぐに綺麗な金髪の女性がいた。
???「大丈夫?ごめんなさいね、迷惑かけて・・・。名前、知らないわよね?
    私はジュディ。貴方は・・・もしかして千歳かしら?」
???「モア、ジュディそいつが神童 千歳なのか?」
次に話に入ってきたのはちらっと見えたがマントの下の右腕には鱗が付いていた。
なのでたぶん竜人だろう。
千歳「そ、そそそうだった!!あのこれ・・・。」
首からネックレスを取り手渡した。
モア「これが証拠じゃねえのか?リュート。」
リュート「・・・わあったよ、俺はリュートだ。よろしく。」
ジュディ「で、上から伝言よ。リュート、モア、貴方達を千歳の護衛にさせるって。
     それに勢力を集めるってさ戦いのために・・・。それに味方で一人、
     シエルも面倒なのに捕まったみたいだし、ね?」
モアとリュートが顔を見合わせて溜息をついた。
モア「仕方ないな、そっちにも行っとく。じゃあ・・・。」


歩き出して早三十分が経過した。
千歳にとっては初めて見るものばかりだ。
モア「・・・」
モアは歩みを止め、辺りを見回す。

モア「ッ!?」
モアは後ろへ大きく跳び着地する。
さっきいた場所を中心に砂ぼこりが起こった。
千歳「何があったの・・・?」
リュート「どうやら決闘をしたいみてえだな・・・。強そうだからって感じか?」
そこにいたのは金髪碧眼の青年で、モアと同じぐらいだ。
どうやらここでは強者を求める者が多いらしく不意打ちをしてくる者も少なくはないらしい。
モア「俺に挑戦状か?」
???「あぁ俺はミズキ、ここで貴様を討つ!」

Re: WORLDDESTINY ( No.2 )
日時: 2017/09/18 15:30
名前: 星光。 (ID: 59nFPquI)


千歳は目を疑った。
もちろん最初はモアが押されていた。
だが右ストレートで相手を沈めてしまった。
千歳「・・・・」
千歳同様にたまたま通りかかった人たちも驚きつつ拍手している。
千歳「わ、ワンパン・・・。」
モア「おい、千歳。早く行くぞ?」
千歳「は、はぁ・・・。」


歩いて『リーバー広場』という場所へやって来た。
???「・・・あの娘・・・。」
ある男は広場を見て回る千歳に目を付けた。
そのまま千歳たちに話しかけた。


魔導師の女性がメアリィ、男性の方はルキア・ファーヴァレンスというらしい。
リュート「ルキア・ファーヴァレンスってことは貴族の一人ってことか・・・。」
千歳「確か近接格闘技だっけ?それの大家だったかな?」
メアリィ「物知りね、千歳って。そういえば私も神童っていうのは聞いたことがあるよ。」

Re: WORLDDESTINY ( No.3 )
日時: 2017/10/22 14:48
名前: 星光。 (ID: 59nFPquI)


千歳「・・・?聞いたことあるってどういうこと?」
モア「おいおい自分の家系のことも分かってないのかよ。
   神童家は大昔、女神だったとされる存在だ。
   大昔、ここは争いの絶えない地で安全な場所などなかった。
   そんな時暗く血塗れで戦っていた者たちの上の空には数億年ぶりの
   太陽が出ていた共に天から美しい女性が降りてきた。
   その女性は神童と名乗り一人の青年の前に立った。だがその青年自体が
   その場にいること自体可笑しいんだ。」
千歳「可笑しい?どうして?」
モア「名前は知らないが青年はいくつもの禁忌に手を伸ばし地下で幽閉されていたはず。
   そして神童は青年を見た後、全員に告げた。
   若き英雄たちよ、もう戦はやめろ。我に見えたのはこの地が真っ赤に染まり消える
   末路、それを避けるため我はここに降臨した。
   今までの戦が彼のように禁忌に手を伸ばす者を産んだのだ。
   そして神童の名を持つ者は我の子孫、未来永劫に消えることはないだろう。
   
   それが神童伝説だ。」
初めて知った自分の先祖の話。

メアリィ「そうだわ一つ貴方達に言っておくことがあるの。貴方達、仲間を助けに行くんでしょ?
     なら気を付けていってね?」
その言葉に引っかかったような気がした。
二人も微笑んでいるが何か考え込んでいるようだ。


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