ダーク・ファンタジー小説
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- 感染症Nightmare.(仮題)
- 日時: 2017/09/26 00:06
- 名前: ピィ (ID: Ga5FD7ZE)
感染症Nightmare.ー黄昏の時計台とUtopiaー(仮題)
はじめまして。ピィです。よろしくお願いします。
【あてんしょん!ぷりーず!】
・荒らしとマナーのない奴はボッシュートになります。
・更新不定期です。
・コメントしてくれると作者が喜びの舞をします←え
・ちょっとエグかったり酷かったりする可能性があります。ご了承ください。
それでもよろしい方のみ、この先へ⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!
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【キャラ紹介】
ヘレン・カデェンツァ(ヘレン)
双子の姉。15歳。緑のロングの髪に、紫とコバルトブルーのオッドアイ。穏やかで誰にでも優しく、困ってる人をほっとけない性格。
クリュー・カデェンツァ(クリュー)
双子の妹。15歳。白いロングの髪に、コバルトブルーと紫のオッドアイ。1度決めたことはやり通したい性格。意外と芯が強い。気になったことは調べたくなる性格。
ベストリー・ワンダリット(ベス)
不思議な男の子。15歳。青緑の髪に、オレンジの目をしている。ヘレンと同室の病室で昏睡状態でベッドの上でぴくりとも動かず眠っていたはずなのだが…。優しく穏やかでマイペースな性格。
アルガード・クラフティ(アルガー)
ベスのお見舞いに来ていた男の子。15歳。紫の髪に黄色の目をしている。
過去にベスと何かあったのだろうか…?クールで意外と負けず嫌いな性格。もしかしてツンデレ…?
アイン(アイン)
サルの様な形をしたロボット。ロボットなのに人間の様に感情を持っている。穏やかで花が大好き。ベスと一緒にいる。
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*ゆめにっきの筆跡(目次)*>>1
- Re: 感染症Nightmare.(仮題) ( No.1 )
- 日時: 2017/09/27 12:08
- 名前: ピィ (ID: 32zLlHLc)
*ゆめにっきの筆跡*
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Prologe『Page of a first』ー病院の個室でー>>2
第1章『幻想空間Hospital』
1ー不思議少年ベストリーー>>3
第2章『静寂の街の黒い影』
第3章『黄昏の古時計』
第4章『感染症Nightmare』
終章『目覚めの時、彼の決断』
Epilog『Page at the end』ー光さすこの街でー
- Re: 感染症Nightmare.(仮題) ( No.2 )
- 日時: 2017/09/26 01:23
- 名前: ピィ (ID: Ga5FD7ZE)
.☆.Prologe『Page of a firstー病院の個室でー』°.*・゜
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「えーっと、ヘレンさんのお見舞いに来たんですよね。」
「はい。」
「ならこちらの病室ですね。…ちょっと今空きが無くて別の人と同部屋ですけど。ごめんなさいね。」
「大丈夫です。あのバカならきっと仲良くしてますよ。」
「え?仲良く…え、ええ。明るい子でしたし、仲良くしてるでしょうね。それじゃあ、面会時間は17時までだからね。それじゃ。」
「………?はい、ありがとうございました。」
私、クリュー・カデェンツァは双子の姉のヘレンのお見舞いに来ていた。
それにしても今の看護師さんの笑い方はなんだったんだろう。なんか有りそうだけど…。
ガラガラガラ
「ヘレン、起きてる?」
「あ、クリュー!起きてるよ。」
この子は私の双子の姉のヘレン。ソリで雪の積もった屋根から滑ろうとして、辞めとけと言ったのに案の定失敗して3階の屋根から1階まで落ちたバカ姉である。それで両足骨折したって言ってるし、本当に自業自得である。
「はぁ。本当に冬休み早々なにやってんのよ。」
「えー。だって成功したら面白そうだと思って…。」
「それだからこうなるのよ。ところで別の人と同室なんでしょ?隣の人とは仲良くしてるの?」
「あー…。隣の人はね。ちょっと…。」
「?」
ガラガラガラ
「「!!」」
「「あ、こんにちは。」」
「こんにちは…。」
誰かが入ってきたと思ったらまさかの学校で同学年で特進クラスの人だった。
確か彼はアルガード君…だったかな。あの子は凄く頭が良くて今学年首席だったような。
私達双子の通うアッシリアアカデミーは相当な進学校で勉強について行くのにやっとなのに、彼はそんな学校の学年首席である。本当に凄いなぁ。
「「「…………。」」」
それにしても気まずい!なによこの重たい空気!そういえばアルガード君は隣の人のお見舞いに来たんだっけ?
「クリュー、ちょっとこっちおいで。」
「…?」
ヘレンにそう言われ、部屋の個室トイレに2人で入った。
「どうしたの?」
「あまり大きな声出さないでね。」
「うん。」
「実は隣の人は、ずっと昏睡状態で眠っているの。」
「えっ…?」
そうか、だからさっきの看護師さんはあんな笑い方をしたのかな。
「だからね、あまり騒がしくしないようにしよう?」
「うん。」
こうして私達は、トイレから一旦出た。あまり音を立てないようにしてー。
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Prologe『Page of a firstー病院の個室でー』Fin.
- Re: 感染症Nightmare.(仮題) ( No.3 )
- 日時: 2017/09/27 11:53
- 名前: ピィ (ID: 32zLlHLc)
*:゜第1章『幻想空間Hospital』ー不思議少年ベストリーー .゜*..
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トイレから出てきた私達は、静かに自分たちの場所へと戻った。
「「………………。」」
あぁ、静かすぎて眠たくなってくる。どうして病院とやらはこんなにも眠たくなる気温なのだのうか。
現在の時刻は13時。面会時間は17時まで。取り敢えず寝てても誰かが起こしてくれるだろう。
「ねぇ、ヘレンーってあれ?ヘレン寝てる…。」
私の姉はどこぞの青狸の主人かよ。3秒で寝れるとか凄いなぁ…w
「……………。」
しかし本当に静かだ。隣の人たちはどうなったのだろうか。少し除いてみよっかな。
「………。」
そう思ったが、何だかとても眠くなってきた。でも隣の人の顔が妙に気になるし、見たら少し寝ようかな。
そうして私は立ち上がり、そーっと隣の人のベットを覗いてみた。
そこには、ヘレンと同じようにぐっすり寝ているアルガード君とー。
「………。」
青緑色の髪の毛の男の子がピクリともせず眠っていた。
誰だろう。と思いつつも、昏睡状態の人に聞いたって反応は無いだろうし、アルガード君を起こすのは迷惑極まりないだろう。
「ふわぁー……。私も寝よっと…。」
そうして私もヘレンのベットの隣にあったソファーの上で、ゆっくりと瞼をとじたー。
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「……ュー…!ク……ュー!クリュー!」
「んあー?もう17時…?」
「寝ぼけてないでしっかりして!あそこの時計を見てよ!」
「あれ?9時…?」
病室の壁に掛かっていた時計は9の所を指している。あれ?本当ならもう面会時間は終わってるし、寝てたら看護師さんとかに起こしてもらえるはずなのに…。それに、なんかこの病院、なんか雰囲気が変わっているような…。
「あ、ヘレン、隣の人は?」
「それが…。」
私はまた隣の人のベットを覗いて見た…が、アルガード君は帰ったのだろうか。そこに彼の姿は無かったがー。
「あれ?昏睡状態って言ってた子は?」
そう。青緑色の髪の子がベットからいなくなっていたのだ。
「分からない…。私が起きた時にはクリュー以外誰も居なかったし、それに…。」
そう言いながらヘレンはベットの上から降りようとした。
「え、ちょなにやって…。」
「いいから。なんか、起きた時から全然足が痛くないの。変よね…。骨折、しかも両足骨折してるのに。」
「ええ?まぁ、取り敢えず私は帰らないと…。」
私は個室の扉に手を掛けた。
「え?なんで鍵がかかってるのよ!本当に病院閉まっちゃったの!?」
「わかんない。それになんかココ変なことばっか起こってるし、まるで夢の中みたいだよねー。」
「何してるの?」
「「!?」」
突然かけられた声に驚きながらも、後ろを振り向く。あぁ、取り敢えずやっと帰れる…。
「あれ?あなた、昏睡状態でずっと眠ってたんじゃ…?」
「なんの話?僕はずっと起きてたけど。」
「あ、そうなの?」
起きてたってどういう事だ。本当にヘレンの言ってたようにこれじゃあまるで夢の中のようだ。
「えっと…、君たち名前は?凄くそっくりさんだねー。あ、僕はベストリー・ワンダリット。ベスとでも呼んでくれたら嬉しいな。」
「あ、私達は双子なんで。私はヘレン・カデンツァ。ヘレンって呼んで。」
「私はヘレンの妹のクリュー・カデンツァ。クリューって呼んで。」
「うん、よろしく!…あれ?」
「どうしたの?」
「あ…いや、別に。」
「それで、早速なんだけどここどこだか分かるかな?」
「病院。それと、僕は一応もう15歳だからその年下の子に接するような口調じゃなくて良いよ。」
「あ、ごめんなさい。」
マジかよ。私達と同い歳じゃん!なんか悪いことしちゃったなぁ。
「ここがどこだか分からないけど…。取り敢えずここからでてみようよ。」
そう言うと彼は私が開けられなかった扉に手を掛けた。
ガラガラガラ…
「「ええ!?」」
なんと扉は抵抗なく開いた。さっきまで鍵が掛かってて開かなかったのに…。
「さ、行こう。ヘレンちゃん、クリューちゃん。」
「「うん。そうね。」」
色々疑問に思いながらも、私達は病室を後にした。
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