ダーク・ファンタジー小説

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リピートデイズ
日時: 2017/10/07 09:26
名前: 柚木もも (ID: Z38myt1b)

初投稿しました柚木ももです。よろしくお願いします!

初心者なので、下手な文章を書くと思いますが、更新がんばるので、ぜひ読んでください!
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『リピートデイズ』
繰り返される日々の中にいた、ある少女の話。

Re: リピートデイズ ( No.1 )
日時: 2017/10/07 11:00
名前: 柚木もも (ID: qO10t4WB)

今日は8月10日。私は今日を繰り返している。
正直、自分でもよくわからない。どうしてこの8月10日だけが繰り返されているのか。そこだけ記憶がスッポリ抜け落ちてしまっているのだ。

「はあ〜……これからなにしようかな?もうやることないしなー」
今日は8月10日が繰り返されるようになってから、6575回目にあたる日だ。何度、友達を作っては忘れられたかわからない。だから今は、友達は作らないようにしている。

「あーーつーーいーー!!もうやだーーー!」
今、私はコンビニで買ったアイスを食べながら、公園のベンチに座っている。ここはちょうど大きな桜の木の影になっているから少しは涼しいのだが、大合唱をする蝉が暑さを倍増させるのだ。
この暑さの中、鬼ごっこをしているのか走り回っている、小学生らしき子供達。
「よくやるねー」とおばあちゃんみたいな気持ちで見守っていると、走り回っていたうちの2人が近寄ってきた。どうやら鬼ごっこは終わったらしい。……6年生だろうか、走り回っていた子たちの中でも大人びている。
「あの、はっ初めまして!私、和田伊月わだいつきと言います。えっと……」
和田伊月と名乗った女の子は、隣の男の子に目を向けた。
コソッ(ちょっと桐斗!早く自己紹介してよ)
コソッ(えーや……だ)
伊月ちゃんの目が鋭くなった。すると隣の男の子の顔が真っ青になった。どんだけ怖いんだよ
大賀桐斗おおがきりとデス……よろしくお願いシマス」
明らかに嫌そうな感じで男の子、桐斗君は自己紹介をした。わあ、伊月ちゃんにばれないようにこっち睨んでるよ桐斗くん。

「あの、もし暇なら私達についてきてもらえませんか?私達、プールに行きたいんですけど、高校生以上の人が同伴じゃないと入れなくて……。こんなことお願いするのはおかしいと思うんですけど…
えっと、お姉さんは高校生ですよね?」
伊月ちゃんが大きな目をきらきらさせてお願いしてきた。……美少女だなこの子。

「あー、多分そうだよ。」
8月10日になる前を、私は一切思い出せない。私は目が覚めた時から、この姿をしていたし、目が覚めた日は8月10日だったから。自分が何才かも、どこで生まれて今まで何をしていたのかも。思い出せない。

「多分って何?ねえ、伊月、やっぱりこの人信用できないって。いくらウォータースライダーに乗りたいからって、知らない人誘わなくてもいいじゃん。」
ここぞとばかりに桐斗くんが文句をいう。もちろん私を睨みつけながら。

「桐斗は黙ってて!お姉さん、お願いします!ついてきてください!」
伊月ちゃんの必死なお願いと、桐斗くんの私を睨みつける尋常じゃない目つき。
「桐斗からも頼んで?お願い……」
伊月に上目遣いで懇願された桐斗くんは、トマトみたいに真っ赤になった。そして不機嫌そうに「お願いシマス……」と言った。
やっべ、桐斗くんおもしろい!!

「うん、いいよ!ついて行くよ。」
途端に顔がパッと輝く伊月ちゃん。それを横目で見て、少し嬉しそうに笑う桐斗くん。
2人ともかわいいな〜〜〜!と思い、私は内心ニヤニヤしていた。











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