ダーク・ファンタジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

殺人快感少年
日時: 2017/12/27 17:05
名前: ねこね (ID: u3utN8CQ)

これからよろしくお願いします。
最初の頃だけ(多分)ちょっと汚い表現があるかもしれません……。ご了承ください。

Re: 殺人快感少年 ( No.1 )
日時: 2017/12/27 17:13
名前: ねこね (ID: u3utN8CQ)

「やめて! 私を殺さないで!」
目の前には、僕を見て怖がる女の人と男の人が居る。
「やめて……それだけは!」
目の色を変え、自分だけでも逃げようとする女の人。つまりは男の人を置き去りにしようとしているのだ。見殺しにしようとしているのだ。
「やめるなんて選択肢、僕には存在しない。特に貴方みたいな人は殺りがいがあるんだ。」
僕は舌なめずりをし、微笑みながら女の人に一歩近付いた。
右手には包丁、左手には桑が握られている僕にゾッとしたのか、男の人は少し後退りした。
女の人は目の見開き、ぶつくさ何かを言っていた。
そんな姿がたまらなく好きな僕は、少し惜しみながらも……。
「ごめんね。」
と一声呟き、女の人を殺った。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!」
あぁ……たまらない! このゾクッとする快感! ずっとこの余韻に浸っておきたい……。
でも、もう一人居たんだった。……そう、男の人だ。
男の人は、きっとこの人の彼氏だったのだろう、泣きながらその人の名前を呼んでいる。
「あぁ……ぁぁぁあ……!!」
そして、気分が悪くなったのか吐いてしまった。
「ありゃりゃ。これじゃあ殺るのが楽しくなくなるよ……。参ったな。」
流石に嘔吐物を見ると僕も駄目らしい。
このまま男の人を殺るのか……殺らないのか……。殺人現場に嘔吐物を残しておくのは納得がいかない。
でもさ、それだけで殺るのをやめるのってつまらないかな。
なら、恋人同士揃って死んだ方がいいか。
「俺だけは殺さないでくれぇ!」
男の人は泣きながらみっともない姿で助けを求める。
「ごめんね? ……恋人同士、一緒に死んでくれるかな?」
男の人は何かを言おうとしていた様だったが、僕は躊躇いなく殺った。
この人は、そこまで気持ち良くないな。やっぱり殺らなきゃ良かったかもな。
それにしても、血と嘔吐物の臭いで僕の方こそ倒れそうだ。包丁も血で穢れてしまった。
「クソっ!」
その場に包丁と二人の遺体を残し、僕はそこから離れた。
「血で服が汚れた……。」
最悪だ、と思いながらも、僕は冷たい風に当たりながら、人の一人も居ない道をとぼとぼと歩いていった……。

「さて、次は何処を狙おうか。」
次の日の早朝、僕はまた自分の手を血に染めようと思い、眠気を振り切って身体を起こした。眠いのは苦手だけれども、これも全て僕のため。そう思えば何でも出来る気がした。
昨日は適当に自分の直感で選んでいたけれど、今日はどうしようか。適当に選んだら快感が来る時と来ない時があるんだよな。
……よし決めた。今日はマンションを狙おう。
目に付いた高層マンション。それを見て、僕はそういえばマンションを狙った事が無かったとなり、ここを狙うと決めた。
さぁて、どんな快感が待っているんだろ。楽しみだな!
今日は右手に包丁だけを持って、マンションの階段を登って行った。幸いここにはセキュリティーシステムが無かったのですぐ簡単に入れてしまった。
誰も僕に気付かない。誰もが僕に気付かない……。そんな僕だからこそこんな事が出来るんだ。
適当に階段を登って行き、ここだと言う所で足を止めた。7階だった。
さて、何処の部屋の人にしようかなぁ。ああ、楽しみ過ぎる!
僕は直感で、適当にここだと決めて、部屋の中に入ろうとした。
その時……。








Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。