ダーク・ファンタジー小説

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怪妖閃戦
日時: 2018/01/26 18:02
名前: ラスト (ID: BB67RT0Y)

この世には人間と多くの多様な生物が暮らしていた。
だがそこに謎の生命体“妖魔”が現れた、妖魔には動物や人といった様々な姿をしているが一つの特徴と言えば燃えるような赤い瞳と金属同時を擦り合わせたかのような声を挙げる所だろう 、しかし最も注目すべき人を簡単に超越した身体能力だろう。

しかし人間はこの世の全ての科学力を結集し妖魔に対抗する人間“怪人”を造り上げたのだった ・ ・ ・ 。


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ここはどこかの研究施設の中、そんな所に複数の研究者と1つのカプセルの存在があった。

「おい、コイツは...使えるのか?」
「いいや、これは失敗作だろうよ」
「ん〜そうか、じゃあ後でこれを処分するように頼んどくよ」

「(待って...私は失敗なんかしてない!、私はまだ生きたい!、私は死にたくないのッ!)」
その瞬間、カプセルが割れ中の物体....いや、少女が流れ出てきた。

「なっ!コイツ、生きてたのか!?」
「おい!ボスを呼べ!、今すぐにだッ!!」
周りが騒然とする中、裸体の少女は自力で起き上がろうとするが生まれたての小鹿のように床に倒れ込んでしまった。
「はぁ、はぁ、はぁ、私は...生きたい ・ ・ ・ 」
その言葉を最後に少女は力尽きて気絶した。

Re: 怪妖閃戦 ( No.1 )
日時: 2018/01/26 23:28
名前: ラスト (ID: BB67RT0Y)

少女は病室のベッドで目を覚ました、服装は患者の着けるような物を着せられていた

「 ・ ・ ・ ・ ・ ?」
ここはどこなのだろうか、わけの分からぬまま辺りを見回していると病室に女性が入ってきた。

「起きたか、お前が今回の問題時という事だな、それと私は政府公認の研究の所長“富路川 砂冬”だ」
「あ...あの、どういう意味で・・・?」
「ふー.....率直に言うとお前を殺すか生かすか、という事だ」
「ッ!!」
少女の肌に鳥肌がたった、少女の心には生への強い執着が溢れ出した。

「死にたくない!! 死にたくない!!」
「 ・ ・ ・ そう取り乱すな、まだどちらとも決まってない....それとどちらかを決めるのはお前の実力次第だしな」
「...私の...実力次第」
少しだけ心は落ち着いたが怖いというのに変わりはなかった。

「簡単に説明させてもらうがお前には怪人としての適性テストを受けてもらう」
「適性...テスト?」
「そうだ、最初にお前の能力と情報を調べる血液検査、次にロボットによる戦闘テストだ」
「わ、わかりました」
「なら私に付いてこい」
砂冬さんに連れられ私は病室を出て行った。

Re: 怪妖閃戦 ( No.2 )
日時: 2018/01/27 08:11
名前: ラスト (ID: BB67RT0Y)


今、少女は血液を採取するために注射器を打たれていた

「すぐに済みますので」
少女の目の前にはそう優しく言いながら注射しくれる女の人がいた。

「大丈夫ですよ」
「そお?、たまにね、注射を嫌が暴れる子がいるのよね」
女性は軽く笑いながらすぐに用事を済ませた。

「じゃあこれで血液検査の結果を調べるだけだけどアナタも頑張ってね戦闘テスト」
「あ...ありがとうございます....」
そう言って少女は部屋を出た、するとドアの横に砂冬さんがもたれていた。
「終わったな? それなら戦闘テストに移るが...お前、戦い方は知ってるな?」
「え...は、はい大丈夫....だと思います」
「 ・ ・ ・ まあいい行くぞ!」
少女はまた砂冬さんに連れられてどこか知らない通路を進んで行った。
そして一つの部屋に通された。

「ここはテスト前の待合室だ....ところでお前、その格好では戦闘に相応しくない、後で着替えを持ってきてやるぞ」
そう言って部屋のドアは閉められ部屋には少女一人となってしまった。

「また...一人か.....」
そう呟いて近くの椅子に座った。

Re: 怪妖閃戦 ( No.3 )
日時: 2018/01/31 20:37
名前: ラスト (ID: BB67RT0Y)

囲われた空間、一人である時の孤独の感覚、それのどれもが少女にとって恐ろしいものだった


「お、落ち着こう.....落ち着かなきゃ」
少々パニック気味の少女は部屋の中を行ったり来たりと往復していた。

「ハー....フー......」
落ち着くために深呼吸をする少女、そんな時に部屋のドアが開かれた。

「ヒッ!」

「 ・ ・ ・ ・ 何を怖がっている?」
そう言うと砂冬さんは私に着替えを放り投げた。

「あ...ありがとうございます.....」
「サッサッと着替えろ」
「はい.....」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

着替えたは少女は開けた場所に連れて来られた


「ここって......どこ...?」
するとどこからともなくマネキンのような姿のロボットが現れた、そして身構えると襲いかかってきた。

「わわわちょっと待ってください!」
そう言って手をバタつかせる少女は殴り飛ばされた。



ここは戦闘テストの様子を観察する監視塔

「やはりアレは失敗作なのでは?」
「やはりそうだろうな、あの様子じゃぁ使い物にならん」
そんな声が聞こえる室内で砂冬は静かにモニターを見ていた。

「さ、砂冬所長...血液検査の結果が完了しました」
「ん......あぁ貸せ」
結果の書かれたカルテを見つめた砂冬は眉を歪めた。

「実力は...未知数か.....」
そう呟きながら見つめるカルテには能力不明と書かれていた。



「い、痛いぃ~」
腹を抱えながら立ち尽くす少女は痛みを堪えて立っていた。

「ね、ねぇちょっとだけ話でもしない」
「 ・ ・ ・ ・ 」
相変わらず無言のロボットは再び拳を構え少女をまた殴り飛ばす。

「うっ!..... ・ ・ ・ ・ 」
地面に倒れ込む少女、だがまた起き上がり立ち上がった。

「私は...死にたくない...死にたくない...死にたくない」
ぶつぶつとそう呟き始めた少女の目は何も見ていなかった。

「私は...死にたくない...私は...死にたくない」
そう呟いた次の瞬間に少女の姿が揺らいで消えた。

「[敵を見失った][敵を見失った]」
そんな音声を出しながら周囲を見回すロボット、そんなロボットの前に突如として少女が現れた。

「[敵を発見][敵をはっ・・・」
ロボットの腹の装甲を少女の腕が貫いた、この一撃で勝負は決したのだった。



「おいなんだ!? 何が起きた!?」
「ロボットがやられた!?」
「何かの故障だろ!」
そういう声が飛び交う監視塔では軽い混乱が起きていた。

「黙らんか!!」
その砂冬の声で部屋は静まり返った。

「テストは終わった、私らがする事は決まっているだろ」



「ふー.....なんとか終わったぁ」
そう少女が安堵の溜め息をついていると部屋の扉が開く音がして後ろから声がした。

そこには少女よら年下に見える少女が立っていた。
「合格おめでとう!!、これから仲良くやっていこうね!!」
そう言いながら見知らぬ少女は呆然としている少女に飛びつき二人は音を立てながら倒れ込んだ。

「これからよろしくね、皆夢ちゃん♪」
「 ・ ・ ・ ・ えッ?」


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