ダーク・ファンタジー小説

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ソラヲカケル
日時: 2018/03/27 11:11
名前: 語り部 ◆iWYOv9rECU (ID: LApGhBNx)

15年前、大きな戦争がありました。
彼らは豊かな資源を目指して北の大地から出て
侵攻を繰り返しました。
だけど彼らには勝利の女神が微笑むことなく
ただ時代の波に流されていきました。

敗戦を繰り返しては領土を失っていき、
小国へと戻っていく彼らは
比類なき工業力を養い
世界に対して最後の戦争を挑んできました。
それが15年前の戦争

「ヴェスパニア戦争」

これから話すのはその戦争を勇敢に戦い抜く
とある戦闘機部隊の話。

Re: ソラヲカケル ( No.1 )
日時: 2018/03/27 18:55
名前: 語り部 ◆iWYOv9rECU (ID: 22LHFLcQ)


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Re: ソラヲカケル ( No.2 )
日時: 2018/03/27 11:44
名前: 語り部 ◆iWYOv9rECU (ID: LApGhBNx)

———

南暦1934年ここアニス大陸で、
北の大国「ヴェスパニア」が俺たちの故郷、「フローティア共和国」での資源発見を機に、
やつらは攻め込んできた。

俺たちは抵抗した。
だがやつらの士気と軍事力にかなうはずもなく
開戦から2週間あまりで山岳地帯を除くほとんどの地域を奪われた。

フローティア空軍は第103山岳基地通称「ヴァレーポイント」を拠点に構え、
残存勢力とヴェスパニアによって追いやられた周辺諸国の空軍をかき集め再編成を進めていた。
だがレーダー設備こそ存在するものの防空態勢は貧弱であり、
陥落するのも時間の問題であった。

とある飛行機士の手記より

———

Re: ソラヲカケル ( No.3 )
日時: 2018/03/27 18:58
名前: 語り部 ◆iWYOv9rECU (ID: 22LHFLcQ)

南暦1934年 8月24日

平地では夏であるがここヴァレーポイントは高地で比較的過ごしやす…
とはいいにくい。
なんせ今までは平凡な基地が
最前線基地となった今、非常に慌ただしい。

「これぐらい賑わい忙しいがちょうどいい」

この状況を喜ぶのは老人ばかりの整備兵ばかり。
まるで若返ったのか生き生きとしている。

おっと自己紹介がまだだったな。
俺の名はヴァン・ハワード。コールサインは「イーグル1」階級は少尉。
元々はフローティア首都周辺の基地に所属していたが
故郷の敗戦が続いて最終的にここに流れ着いたわけだ。
他の部隊は皆、空の猛犬達に喰われてしまって壊滅。
いまじゃ、部隊編成の為この事務処理に追われていた。

「あのぉ…この書類のサインどこに記入すれば?」
「左下にお願いします。」
「あぁそう。ありがとう」

問いかけに淡々と答えた男性事務員は
タイプライターを忙しく打ち込んでいる。
あぁ一刻も早く空に上がりたい。


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