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ダーク・ファンタジー小説
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入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 狐の神の。
- 日時: 2018/04/21 21:17
- 名前: 凪、 (ID: mU8VICoz)
主な登場人物。
天狐、(、狐神。稲荷の主、祓いが主な仕事。さぼり癖が多少。慈悲深く独特の価値観を持つ、自分の周りの奴らが傷つけられれば容赦ない。誰にでも優しく、自分のダメージを気にも留めない故稲荷によく怒られる、)、
稲荷狐、(、天狐に遣える御使い狐。天狐に深い信頼を寄せ彼の為なら命を帰り見ない。白狐、主の遣いは忠実にこなす優秀な奴、)、
鳥天狗、(、天狐の昔ながらの旧友。酒も飲みかわす仲、友好的で稲荷とも偶に話す。天狐と喧嘩でぶつかることも。)、
空狐、(、天狐の上司の狐神、よく天狐に仕事の指導や監視をしている。神としてのプライドに悩む、)、
その他諸々出てきますんで生暖かい目で見守って下さい(、土下座、)、
ふわり。
ひんやりとした風に桃色の花弁が舞う。森にも春が顔を覗かせ始めた。ゆるゆると頬を撫でてゆく風にふっと顔を上げ深く息を吐く。
「、稲荷ィーちょっと来てぇ、」、
気の抜けた様な青年の声。鳥居の向こうで着物を着た人物が片手を上げ、鳥居傍で枯葉を片す青年に声を掛ける。青年の頭部にひょっこりと生える白い狐耳がぴくりと揺れる。
「、今行くー、」、
素早く端へと落ち葉寄せれば竹箒片手に走り出す。袴と彼の白い尾がふわりと揺れた。
そうこれは、ある狐達の日常の物語。
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