ダーク・ファンタジー小説
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- 能力ダウンロード
- 日時: 2018/04/30 19:30
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
この世界には異能力が存在する。もちろん持っていない人もいるが持っていない人と
持っている人との差別はない。
そしてこの世界には四つの主な組織がある。
【アナスタシア】簡単に言えば警察だ。ほとんどが異能力者で構成されている。
【ヴァルヴァラ】構成員は世界各地に散っている犯罪組織だ。
【コレット】国によって裏で進められてきた人口異能力開発の成果。貴重な存在だ。
【ヴェルナデッタ】中立立場。個人主義者が多く時に味方になったり敵になったりする。
アナスタシアにもヴァルヴァラにも危険視されている。
そんな世界で私、佐桜 音はアナスタシアで活動していた。
序章 ようこそ、全く別の2018年へ! >>01-06
- 先輩、志渡 理来 ( No.1 )
- 日時: 2018/04/29 18:40
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
この世界は2018年、だがこの世界には異能力が存在する。
佐桜もその一人だ。
「始めまして佐桜くん、私はこの支部の支部長の蘇芳だ。よろしく」
「佐桜 音です。よろしくお願いします支部長」
彼女がそう言うと蘇芳は「蘇芳で結構」と言った。
「任務では最低二人で行動してもらう。ということで君の初めてのペアとなるのは
彼だ。すでに控えているんだろう?入ってこい」
扉が開き一人の青年が入って来た。少し癖のついた黒い短髪に緑の瞳をしていた。
佐桜よりも少し年上のようだ。
「紹介しよう。彼は志渡 理来(しと りく)、君より二年ほど前に入って来たんだ。
理来くん、彼女は今日から新しく入って来た佐桜 音くんだ。彼女のこと
頼んだよ」
「了解、で?どうすればいいんだ?」
「そうだな…この辺のことを彼女に教えたりしてあげてくれ。他は君に任せるよ」
理来は頷き、佐桜を連れ部屋を出た。
部屋を出て廊下を歩いていた。
「改めて自己紹介しておく。志渡 理来、よろしく」
「えっと佐桜 音です。理来さん、宜しくお願いしますね」
理来は少し佐桜と目線を合わせるもすぐに目線を逸らした。
「(理来さん、もしかして後輩とか女の人が苦手なのかな?)」