ダーク・ファンタジー小説
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- 人狼 〜オワラナイ悪夢〜
- 日時: 2018/07/01 17:36
- 名前: 中二病乙! (ID: vGlhfp41)
やあやあ、みなさんこんにちは。
私は人狼の案内人の死神ルウラです。
今日も迷える子羊達をこの『人狼の館』へ連れて来ました。
「さぁ、はじめましょ?裏切り、騙し合いの人狼を…。」
設定・登場人物紹介>>1
ルール・役職説明>>2
第1章 終わりの始まり
第1話>>3
- Re: 人狼 〜オワラナイ悪夢〜 ( No.1 )
- 日時: 2018/06/25 21:29
- 名前: 中二病乙! (ID: vGlhfp41)
登場人物紹介
ルウラ
人狼の館の案内人。死神。過去に辛い思い出があった。
私立神田川中学校(架空)1年2組のみなさん
女子
主人公 田嶋優香(タジマユウカ)
人狼の館へと連れていかれた。ポジティブシンキング。
志摩亜衣(シマアイ)
優香の親友。裏表のないサバサバとした性格。
早稲田莉唯菜(ワセダリイナ)
ぶりっ子。かまちょ。亜衣が嫌い。優香に近づいて亜衣から奪おうとしている。
東堂美紀(トウドウミキ)
クラスの学級委員。しっかりしている仕切り役。
男子
卯月宇宙(ウヅキソラ)
優香の好きな人。男子にも女子にも好かれる人気者
原田奏太(ハラダソウタ)
クラスのお笑い担当。
<役職設定>
人狼4人
狂人2人
狂信者1人
妖狐1人
背徳者2人
占い師1人
霊媒者1人
騎士1人
村人17人
役職説明は>>2へ続きます。
- Re: 人狼 〜オワラナイ悪夢〜 ( No.2 )
- 日時: 2018/06/26 07:44
- 名前: 中二病乙! (ID: vGlhfp41)
ルール
・村人陣営(村人、霊媒者、騎士、占い師)は、トークや、役職の力で人間にまぎれた人狼を見つけ全滅させれば勝利。
・人狼陣営(人狼、狂人、狂信者)は、人狼陣営と村人陣営の人数が同数になったら勝利。
・妖狐陣営(妖狐、背徳者)は、どちらかの勝利が決まった時点で妖狐がいれば勝利。
昼ターンと夜ターンがあり、昼には話し合いをして処刑する人物を投票で決めます。夜ターンには特別な役職が能力を使います。
【役職説明】
【村人陣営】
・村人(ムラビト)
特に特別な能力はありません。嘘をつかず、トークで人狼を見つける、重要な役割です。
・占い師(ウラナイシ)
夜に占いをして、占いの結果(人狼か、村人か)を判定することができます。そのため人狼に狙われやすい役職です。
・霊媒者(レイバイシャ)
夜に、投票で処刑された人物が人狼か村人かを判定できます。
・騎士(キシ)
夜に、だれか1人を守ることができます。ただし、昨日と同じ人や自分自身を守ることはできません。
【人狼陣営】
・人狼(ジンロウ)
夜に人を1人食い殺すことができます。昼には村人に扮したり、騙り(かたり)をして村人を戸惑わせ、人狼だとバレないように演じます。
・狂人(キョウジン)
特に特別な能力はありません。ですが、嘘をつき、人狼を処刑されるのを防ぐ役割があります。占いには村人と反映されます。
・狂信者(キョウシンシャ)
誰が人狼なのか分かります。それ以外は狂人と同じです。
【妖狐陣営】
・妖狐(ヨウコ)
特別な能力はありません。ですが、どちらかが勝ったときに妖狐がいれば勝利となります。人狼に噛まれても死にません。しかし、占い師に占われると、呪殺(じゅさつ)で死にます。
・背徳者(ハイトクシャ)
誰が妖狐か分かります。妖狐を守るために嘘をつきます。
- Re: 人狼 〜オワラナイ悪夢〜 ( No.3 )
- 日時: 2018/07/01 17:34
- 名前: 中二病乙! (ID: vGlhfp41)
第1章 終わりの始まり
1話『ようこそ、人狼の館へ。』
——————ここは私立神田川中学校一年二組。
授業中の張り詰めた緊張感がぷっつり切れ、教室内には明るい声が飛び交う。田嶋優香は、教室のことも気にせず次の授業の準備を始めた。そこに、志摩亜衣が駆け寄ってくる。
「優香!今日も真面目ちゃんかぁー?別に先生居ないんだしはしゃいじゃおーよ!」
「だ、だって…。」
優香は、窓際でたむろっている男子達に目を向けた。
「あの男子たちみたいに馬鹿してたら皆に睨まれるし、美紀にだって飽きられちゃうよ?」
と話していたら、ツインテールをフリフリ揺らして早稲田莉唯菜が近づく。
「優香ちゃん!莉唯菜達とお話ししよ?」
と優香の腕を引っ張って、莉唯菜はグループが同じと思われる女子達の元へ行ってしまった。
「ねぇねぇ、優香ちゃん、志摩のこと、どぉ思ってる?莉唯菜、しつこくってうるさいなぁって思うんだけどぉ、ねぇ?皆?」
と、グループの皆に共感を求めた。すると、うんうんと頷きが発生する。
「あーあ、うざい人を殺したいなー!そぉしたら、志摩に優香ちゃんとられないもん!」
莉唯菜は冗談混じりで言ったのかもしれないが、優香には気づいた。
このあと、とんでもないことが起こるんじゃないか…と。
数学の自習中、皆が黒板の課題に取り組んでいるときに、教室全体に違和感が起きた。蛍光灯がチカチカちらついたり、窓の外の景色がおかしくなったり。優香の隣の男子が、震える手で、黒板の方を指差し、優香に言った。
「お、おい、田嶋!あれ…見ろよ…!」
優香が黒板をみると同時に、異様に強い眠気が襲ってきた。
「な、なにこ…れ…おっ…おか…しくな—————。」
優香は、まもなくして気を失った。うっすら目を開けようとすると、鎌のようなものをもった人のシルエットがぼやけて見え、それ以上の特徴は掴めなかった—————。
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