ダーク・ファンタジー小説
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- 時の旅人
- 日時: 2019/07/15 22:34
- 名前: N (ID: mCvgc20i)
こんにちは!Nです。初めて小説を書きます。温かく見守ってください!
※一部、血や死を匂わす表現があります ご注意を!
(・・・ここ、どこ?あたしは・・・何を・・・)
プロローグ
今は昔かそれとも未来か。時の秩序を守るため、時の神により選ばれた子供達がいた。そして、またここに1人・・・
(聞いてくれ、どうして俺達がタイムキーパー、つまり時の秩序を守るために選ばれた人間になったかというとな。
あ、まだ自己紹介してなかったな。俺は裕太。俺達の中じゃリーダーみたいなもん。そう、みんなから頼られる立派なリーダーさ!舞は産まれた時からの幼なじみ。こいつは気ぃ強くてなぁ。でもいい奴だぜ。そして、もう2人の幼なじみ、レックスとフミヒト。こいつらは産まれた時が違う。でも同い年だ。どういう事かというと俺達はまず生きている時代が違う。あの2人は俺達よりずっと未来の人間だ。
なぜ生きる時代の異なる俺達が幼なじみかというと、レックスの両親は考古学者である時タイムマシンを発明した。ずっと先の話だ。そのタイムマシンで俺達の時代にやって来たレックスとレックスの両親。そして、たまたまついてきたレックスの幼なじみフミヒトは俺達と出会った。今、俺達は10才だから、確か5年前の話だ。フミヒトは10才とは思えないほどの天才。親がかなり有名な医者らしくて、その影響か、遺伝か、人一倍医学の知識がある。確か7才で医師免許を取った。しかも、医学だけではなく、科学知識もすげぇある。医者であり科学者なんだよ、あいつは。親は仕事であちこち飛び回っているらしいから、あいつは今1人で親が使っていた研究所で研究の日々・・・らしい。よーし!俺達の紹介は終わり・・・)
「まてまてまて。」
レックスは裕太に口をはさむとため息をついた。
「どんだけ長々と自己紹介してんだ。あと、お前だけ盛りすぎだ。何がみんなから頼られる立派なリーダーだ。どこが当てはまっている。バカで能天気のおちゃらけ人間だろ。」
「何だと—!お前こそ勝手に人の考えていること読みやがって!」
「コラー!あんた達早々にケンカしてんじゃないわよ!」
舞が大声で叫んでもさして効果はない。
「あんた達——!」
「ゴメンね、みんな。」
ケンカに入らず1人空気になっていたフミヒトは、はぁとため息をつくとにっこり、いや、ひきつった笑顔で話しはじめた。
「あの3人はお取り込み中なので、なぜ僕らがタイムキーパーになったのかは僕が説明するね。ええと、昔、時の神様っていう、まぁ名前の通り神様がね、時の秩序が狂わないように時の力をつかさどる秘宝を作り上げた。時の石、僕らはタイムストーンって呼んでいるんだけど・・・」
すると、フミヒトはまたため息をついた。
「愚かな人間の争いが多発。お陰様でタイムストーンはバラバラになった。いろんな時代にね。すると時の秩序は面白いくらい簡単に狂った。困った神様はタイムマシンで時空間を行き来できる僕らをタイムキーパーに仕立て上げ、タイムストーン探しを命じた。という訳なんだよ。・・・」
はぁとまたため息。
「・・・ったくいつまでケンカしてるんだ・・・」
フミヒトの後ろでケンカは現在進行形で続いていた。
「お前がグダグダ言っているから主人公も登場できてないんだぞ!」
「はぁ!話が進まないのはお前のせいだろーが!」
「いい加減にしなさいよ!私だっていつまでも女の子1人は嫌なんだからね!」
ワイワイガヤガヤ。
「・・・メタ発言は止めてくれよ・・・はぁもういいや、と言うことで次回から、時の旅人、略してトキタビ始まります!お楽しみに!」