ダーク・ファンタジー小説

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秘密の魔術師サマ!3
日時: 2018/07/20 15:32
名前: イロイロ (ID: 8JqBY5nj)

……店が沈黙する。ここに来ていた客たちも皆目線を向けてくる。

客「何だ…?戦争か?喧嘩か?」

客「…怖いわ…急いで帰ろうかしら…」

キラリ「何とかしなよ、ゼルフ。ゼルフが言い出したんでしょ?」

どういえばいいのだろう。客にも怖い感情を抱かせてしまったのも謝る点だが…店員も数少ない客を逃してしまった。
全て自分のせい…だと思うのはおかしいと思う。
ルキヤだってこんな事で怒るわけがわからない。わからない。

ゼルフ「すいません…でした…」

ルキヤ「……」

ルキヤが店を出た。

ゼルフ「あんなに注目受けて何も言わないとか…
とか…わけ…分かるわけない。」

小声で言ったつもりだったんだ。

キラリ「……アタシにはゼルフが悪いとしか思えない。
気分転換に行くついでにルキヤでも探してくるよ…」

店員「もう…出て行ってもらえますか。
飴ぐらいはご馳走してあげますよ…?」

店員が次々に笑い出す。
本当にここらの底から笑っていないのが逆に腹が立つ点だ。
俺は…店を出る事にした。

キラリ「ゼルフ…気が変わったの?ルキヤと仲直りしてくれる?」

ルキヤ「罪をなすりつける気は無かった。ごめん。」

ゼルフ「許さない…って言いたいが依頼があるんだ。仲直りするしかあるまい。」

どうして出て来たのかも、説明し…依頼に戻ることにした。

ーーーーーーーーー

〜例の廃墟〜
キラリ「こんなになっちゃったんだね…とっても洋風な良いところだったのに。」

自分がもたれかかっていた店は、茶色いサビでおぞましさを作り上げていた。

ルキヤ「…!?」

急に矢が飛んで…中心部に突き刺さる。

???「やりました…やりましたぞアニキ!」

????「よくやったな。これでこのフィールドは繁盛する。」

およそ2人ほどの声が聞こえて来た。

ゼルフ「誰だ…!」

スピリ「アニキーなんか言われてますよー…あ、ボク…スピカっす!」

ヴラウン「俺はヴラウンだ。カジノの王様と呼ばれた男だ!」

ボクっ娘と…ムキムキマッチョ。
ムキムキマッチョには正直憧れる。

キラリ「なんか悪い人じゃなさそうだから…仲良くしてあげる!」

ヴラウン「仲良くしてもらおうとしたわけじゃないんだがな…誰だと言われたから名を公開しただけだ。」

スピカ「さすがっす!アニキ!」

スピカが名を言い始めたのだが…ヴラウンが自分から公開したかのように語り…スピカはそれに憧れているように見えた。いや、スピカは完璧なんだよ。

ルキヤ「そんなことより…繁盛する…とは?」

ヴラウン「そんな事もしらねぇのか?カジノで金が手に入ったから町の中心部に射抜けば繁盛する矢を買ったんだよ。
新しい金稼ぎ場を増やそうと思ってな。」

スピカ「計画してるのはここの戦場の銃の弾売り場、剣の刃交換っす。
弾切れも刃折れも命を失う原因になりますからな…」

ヴラウン「それで…どこか行くなら連れて行ってくれねぇか?
商品、R5-B弾を試したくてな。」

ルキヤ「ええ良いですよ。どうせ私達に頂いた依頼も人が原因だと思うので…」

スピカ「依頼解決してる…キラリルフ支配兵なのか!アニキの次にすげぇ!」

ヴラウン「俺の次にな。そうだ。俺の次だ。」

絶望も晴れて来た所で…面白い人が…増えた。
楽しい日が続きますように…って。


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