ダーク・ファンタジー小説

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多種多様な種族がいるようで
日時: 2018/09/06 21:15
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

いつからだろうか。
この世界には今まで空想だと思われていた様々な種族、魔法が現れた。
そんな中に生きている人間の少女、茉莉美羽まつりみはねはある日、白髪に深紅の瞳をした
吸血鬼の青年と出会う。その日から彼女は様々な種族たちと関わっていくこととなり
過去を辿っていくこととなる。

夜の恐怖 ( No.1 )
日時: 2018/09/06 21:32
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

茉莉美羽、彼女の名前である。両親はすでに他界し今は一人暮らしをしている。
今日この日、彼女の人生が一変する出会いがある。
「悪いね、お嬢ちゃん。ここまで荷物を運んでもらっちゃって」
そう言ったのは猫背の年老いたお婆さんだった。
歩道橋を降りて近くの場所に家があるというため荷物を持っていたのだ。
「気にしないでください。困ったときはお互い様ですから」
「本当にありがとうねお嬢ちゃん。お前さん気を付けなよ?夜になると吸血鬼が動き出す、
お嬢ちゃん華奢そうだからね」
そう言ってお婆さんと別れ歩道橋へ上る。空を見て驚く。もうすでに空は暗く月が出ていた。
これは不味い、そう思った美羽は走り出す。
「きゃ!!」
視界が悪いため誰かにぶつかってしまったらしい。すぐに服の埃を払い頭を下げる。
「ご、ごめんなさい!」
顔を上げるとそこには月光に照らされ光を放つ深紅の瞳、そして雪のように真っ白な髪の
美青年だった。彼の姿が彼女の黒い瞳に映っていた。
今までに見たことがないほどの美貌、女性ならどんな人でも一目惚れするだろう。
実際、美羽も釘付けなのだから。
「こんなところに一人で歩いているなんて危ないじゃないか。どうだろう?俺も同行しよう。
一人は怖いだろう」
ダメだ、頷くな!そう思い頷く寸前で首を横にブンブン振った。
片手を握られ彼の横顔が美羽の顔の真横に現れる。
「素直じゃないんだね君、でも俺の好みの香りだよ?君の血は」
彼の鋭い八重歯が彼女の首筋に立てられる寸前、何かのレーザーが彼女の頭を捕らえ
発砲される。
美羽は目を閉じ少しして目を開いた。銃弾を指で挟んで止めていた青年は銃弾を飛んできた
方向へ投げた。弾が消えたと思うほどの速度で。

青年は狭霧零さぎりぜろと名乗った。


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