ダーク・ファンタジー小説
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- ユウとダン〜第一章〜
- 日時: 2019/02/09 09:23
- 名前: MRK (ID: H/64igmC)
20xx年、誰もが能力を持っている世界。
私の名前はロサリア・ユウ!あることがきっかけで「ユウ」っていう名前を「自分で」つけたんだけど…
目次
・一章「ドッペルゲンガー」>>1-5、>>9-16、>>17-20
・番外編1「ダンの過去〜とある女子高生の話〜」>>6-8
・・・・・・
はじめまして、MRKです!注意事項があります。
・この小説はコメディ・ファンタジーがメインです。ダークは「ダンの言動」に注目してください。
・たまにバトルものが入ります。
・この小説では、「ドッペルゲンガーを見たら死ぬ」ということはありません。(最初は勘違いします。)
・ダンは「ユウのドッペルゲンガー」ですが、性別が違います。
・某募集スレで自分のキャラクターの「ロサリア・ユウ」と「ロサリア・ダン」がいますが、そのキャラクターがモチーフになっています。
・この小説は予告無くロック、削除依頼を送る可能性がありますのでご理解をお願いします。
・かなりの低浮上になります。
・荒らしは即時削除依頼を送ります。
・募集スレの「ユウ」と「ダン」とは年齢が2つ違い、18です。
・「ユウ」と「ダン」という名前にこれといった意味はありません。
・オリジナルキャラクターのラフ画は小説用イラスト掲示板にあります。裏設定は雑談スレにて。
・「ぐりとぐら」ではありません。
- Re: ユウとダン ( No.1 )
- 日時: 2018/10/15 06:55
- 名前: MRK (ID: /005aVGb)
私の能力は「光」、拳に光の力を宿す能力。それが故に仕事のリーダーになることも多く、さすがに疲れる。
「はぁー、もう一人私がいたら仕事が捗るんだけどなぁ。今日は早く寝ようっと。」
一人暮らしを始めた私は、つい愚痴をこぼした。これが私の人生を大きく変えることも知らずに。次の日、
「おはよう…えっ! ?『私』?」
私は驚いた。もう一人の自分がいるのだ。思わず目を擦ったが、それでも変わらない。影が分裂してその子につく。これって「ドッペルゲンガー」だよね?
「おはよう、僕は君の分身。つまり『ドッペルゲンガー』さ。」
「1つ…聞いていい?私って死ぬの?」
ドッペルゲンガーは笑う。
「……ハッハッハ、そんなわけないでしょ。そんな固くなるなって!…あ、そういえば名前が無いんだった。」
私は少し悩んだが、名前を思い付いた。適当だけど、気に入ってくれるかな?
でも、楽しめるな。と、不思議に思った。
「じゃあ、君が『ダン』で、私が『ユウ』ってことでどう?」
「いいね!じゃあ、よろしく、『ユウ』♪」
「よろしくね、『ダン』♪」
こうして不思議な私とダンの生活が始まった。
- Re: ユウとダン ( No.2 )
- 日時: 2018/09/26 23:20
- 名前: MRK (ID: IjQZZTQr)
ダンと出会ってから、1週間がものすごく長く感じる。気のせいかも知れないが。
「そういえばユウは、『もう一人自分がいたら』って言ってたよね?」
「えっ?何でそんなことを?まあそうだよね。」
そりゃあ当然だよね。答えは単純、「私の影」だから。
〜数日後〜
急にダンのことを『僕』と言いたい気持ちがでてきた為、言うことにした。
「ねえダン、今日から君のことを『僕』って言っていいかな?」
「うん!いいよ!そろそろ仕事かい?」
流石は影だな、と思い、仕事を始めることにした。
- Re: ユウとダン ( No.3 )
- 日時: 2018/10/15 07:00
- 名前: MRK (ID: /005aVGb)
とりあえず今日は、暴力団の壊滅。私が1年くらい前にシバいて大人しくさせたけど、最近になって何かをしているらしい。
あいつらじゃなかったらいいけどね。
「はーい、ロサリアだよ!君たち、何をしたの?じゃあ入るね。」
私は手袋を外し、素手で扉を触った瞬間に扉が吹き飛んだ。
「は、はいいい!」
私が怖いのか暴力団員の恐れ声が聞こえる。前にシバいた元暴力団員が言った。
「まあ、俺らも悪かったよ。前よりはちと改心したから、あいつらをなんとかしてくれ。じゃあ、俺は職を探すぜ。」
前の奴らは改心したみたいだし、まあ許すか。1分で済ませよう。今日はダンもいるし、多分多めにもらえるだろう。
「『僕』、そっちをお願い!私は2階に行って叩きこむ!」
「OK、ユウ!1階の奴らは消滅させてもいいかな?」
「え?まあいいよ。」
やけくそになったのか何も持たずに数で私を攻撃しようとする。
「こうなりゃヤケだ、やっちまえ!」
「はあ、相手の骨を折らない程度に攻撃するか。『輝砕』!じゃあ、バイバイ!」
一撃でみんな気絶するか。みんな弱いな…。そういえば、ダンは?
一階に行ってみると、舐めプしているようなダンがいた。
「僕の能力、見てみたい?『吸砕突』!轟け、魔槍!まあ全滅したけど、ユウ、能力をお願い!」
「これで?まさかアレを試すの?」
「ああ!『空間断絶』!」
空間が灰色になって1階の敵は1人残らず消滅した。後は警察に運んで終わり。
これで今日の仕事は終了!結局はちょうど1分で終わった。
まさか影だから闇ってわけではないよね?気にしなくていいか。
「『僕』、よくこんなことを考えたね、スゴいね!」
「ありがとう、ユウ。まあ、これだと後処理とか間違えて殺っちゃった時とかいいからね。」
なんとなく今日は早く寝ようと思い、私は早く寝た。
「…ユウはいつも忙しくて、僕が来ても怠けない。ユウが悪い人にならなければ、僕が奪うことも無いな。」
- Re: ユウとダン〜第一章〜 ( No.4 )
- 日時: 2018/10/07 23:03
- 名前: MRK (ID: h/hwr32G)
次の日、お互いに気になっていたことを聞いてみた。
「昨日『僕』が何か言ってたような気がするけど気のせいかな…?おはよう、『僕』。いきなりだけど、そのガントレットは何?」
「ああ、これは取り外せるけどいつでも戦えるように着けてるのさ。まあこれは…気にしなくていい。ユウ、いつも手袋を着けてるのは能力かい?」
「そうだよ!軽くオリハルコンは握り潰すことができるから、影響が無いようにつけてるの!」
ダンが何か言おうとしたけど、とりあえず気にしない。いつかわかるだろうし。
今日は夜のパトロールだから、時間は多めにある。
- Re: ユウとダン〜第一章〜 ( No.5 )
- 日時: 2018/10/15 07:03
- 名前: MRK (ID: /005aVGb)
朝食を済まし、私たちは服を買いに行くことにした。毎日同じく服だと友達に変に思われるからね。
「いらっしゃいませ!はっ!あなた方にはこれが似合いそうですが、どうですか?」
風を操って、上手くハンガーに服を掛ける。能力の無駄遣いかな、と思ったけど、なかなか面白い。私は少し笑ってしまった。
「じゃあ、これをお願いします…って『僕』!? 目を離した隙に他の服を見に行ったのか。…少し待っててください!」
・・・数分後・・・
「もう〜、どこ行ってたの?勝手にウロウロしないでよ?」
「ごめんごめん、ユウ。僕用の服も探しに行こうかなって。まあ服は見つかったから、そんな怒らないで。」
結局買った服は、ダンの方がサイズが少し小さかったけど全く同じ服だった。