ダーク・ファンタジー小説
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- 三題噺。ナニソレオイシイノ?
- 日時: 2019/03/13 22:10
- 名前: 小川ミント (ID: 6wrRAirT)
小川ミントです
よろよろです😆💕✨
((他に書くことないねん
- Re: 三題噺。ナニソレオイシイノ? ( No.1 )
- 日時: 2018/11/05 02:33
- 名前: 小川ミント (ID: ???)
«第一話»
・マンションの403号室
・星
・テーマパーク
☆ 丑三つ時のキキ ☆ 前半
彼女_朝比奈透唯は、どこにでもいそうな、平凡な高校生だ。普通に学校へ通い、普通に友達もいて、それはとても充実したものだった。
だが彼女には、一点だけ普通とは言えないところがあった。
でもそれは、透唯自身も知らない、アノ子だけの秘密。
靴を脱ぐ。フローリングの廊下を奥へと進み、一番奥の部屋のドアノブをガチャリと回す。
そうして通学鞄を下ろした透唯の口からは、疲労の意の溜め息。
「ハァ…。最近、マジで何かおかしいよ……」
というのも、この頃透唯は、何故だか、疲れやすくなっているのだ。起きた時点で肩がおもだるい、ということも多々ある。そうして、同時に睡魔も襲いかかってくる。
これに耐えきれなくなった透唯は、保健室へ行き休ませてもらうこともあった。
そんな透唯の日々の反対側には、一人の女の子の影_。
だが、そんなことを知らない透唯は、宿題を速やかに_頭痛を我慢しながら_終わらせた。そして、眠りへとついのだった。
*
彼女が眠ったことを確認したその子は、のっそりと彼女の身を離れる。
そうして自由に動けるようになったその子は、キャッキャと跳びはね、部屋中をぐるぐると駆け回った。
そして、驚くことに、足という足は、透けていた。
つまり、そう。その子は、幽霊。朝比奈透唯に憑いている、幽霊なのだ。
そう考えると、辻褄は合う。透唯が日中眠いのも、肩がおもだるいのも。
おまけにその幽霊は、まだ6,7歳の小さな女の子。夜中たくさん動き回る分、透唯への負担も重い。
だと言うのに、その幽霊は、決まって外へと遊びに出掛けていた。
ここでは分かり易く、「幽霊ちゃん」、としておこう。
透唯の知らない丑三つ時。そこで繰り広げられる、一方にとっては楽しいお遊びが、今日も始まった_。
「今日は…そーだ!遊園地に行こーっと。ゆーえんちぃ〜♪ゆーえーんちー♪」
幽霊ちゃんは、軽い足取り(透けている為、そう表現していいかは不明)で、そう言った。
遊園地になんて行ったら、透唯の体が壊れてしまうではないか。体力もそろそろ限界に近いだろう。
だが、幽霊ちゃんは、そんなことを少しも配慮せず、胸に遊園地の楽しみだけをのせ、満面の笑みで遊園地へと、向かって行った_。
*
一方透唯は、ぐっすりと眠りについていた。
というのも、とり憑いている幽霊がその人間から離れている時間が、数時間以内の場合。寝ている人間は目を覚ませないという仕組みになっている。その為、幽霊を信じない類の人間にとっては、この睡魔、肩の怠さ等も、体調不良。これで丸まってしまうのであった。
透唯も、幽霊を信じる方ではない為、あちらが成仏するまでは永遠にこの辛さを味わうことになるのだろうか。
そんな生活は、絶対に耐えられなくなると思う。
- Re: 三題噺。ナニソレオイシイノ? ( No.2 )
- 日時: 2019/02/26 16:20
- 名前: 小川ミント (ID: 6wrRAirT)
☆ 丑三つ時のキキ ☆ 中半(中半ってなんやねん。)
*
一人遊園地を終え、透唯の家、403号室に幽霊ちゃんが入ろうとした時。彼女の方に手が置かれる。
「うひゃあっ⁉え、ミ、ミーコちゃん⁉な、なんでえ、ココに??」
幽霊ちゃんはびっくりして、腰を抜かしそうになる。
ミーコ。この幽霊は、彼女の幽霊界での、姉的存在だった。幽霊ちゃんはまだ死んだばかりで、幽霊界での名前はまだ決まってないが、とりあえずミーコにはキキ、と呼ばれている。
すると、ミーコはすごい剣幕で、「なんでこんな遊びまわってるのよ、キキ!まだ幽霊の中では赤ちゃんのようなものなのよ?なのに、人に憑りついて、遊んで…。駄目じゃないの…ッ!音量じゃあない限りは人に憑りつかないことって…説明した、わよね❔」と怒鳴った。
そうして_キキは、目に涙を浮かべ、コクンと、頷いた。
でも、そのあとで次は横に首を振る。
「…ってるもん。わかってるもん…!でも、でも。一人、寂しいよお!誰かに憑いてないと、いやだよう。ほんとは一緒に人間と遊びたいのに、私。憑くのも…ダメ、なの…⁉ヒドイ、ヒドイよお〜!」
「あのね、キキ。あなたは、自分の好き勝手にばかりしているの。それは、分かる?そのせいで、周りが見えなくなってるのよ、キキは。キキがこの家の_透唯ちゃんに憑りついているでしょう?で、キキがこうやって夜中に遊ぶと、透唯ちゃんね、日中眠くなって、体もダルくなってる訳ね」
そこでミーコは、周りの景色を見やった。
奥のマンションには、一人の幽霊の姿。
「キキは知らずの内に、人を苦しめてるのよ。私や、あっちにいる幽霊みたいに、誰にも憑りつかずに生活する。これが、成仏しないんであったら、一番良い過ごし型
かたよ。キキ。もう一度、考え直してみて?」
ミーコはそれだけ言うと、くるりとキキに背を向け、自分の棲み家へと戻って行ったのだった。
そんなミーコを、キキは茫然と見つめる他はなかった。
_迷惑、だったのかな?私、透唯ちゃんと離れなきゃなの…?キラキラ輝いてた透唯ちゃんの笑顔、好きだったのに_‼
続く
- Re: 三題噺。ナニソレオイシイノ? ( No.3 )
- 日時: 2019/02/26 16:22
- 名前: 小川ミント (ID: 6wrRAirT)
文字ばけ_______( ゜Д゜)
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