ダーク・ファンタジー小説

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隣の奥様は元スパイだった!
日時: 2019/01/17 14:13
名前: 坂井 樹波(さかい きなみ) (ID: 8ctHBEQu)

Re: 隣の奥様は元スパイだった! ( No.1 )
日時: 2019/01/17 14:14
名前: 坂井 樹波(さかい きなみ) (ID: 8ctHBEQu)

—       

Re: 隣の奥様は元スパイだった! ( No.2 )
日時: 2018/12/22 16:50
名前: 坂井 樹波(さかい きなみ) (ID: 8ctHBEQu)

「あなたは、どんな時でも彼を支える事を誓いますか。」
「はい。ちかいます。」
この一言から、私の人生の歯車が狂い始めたのだった・・・
           * * *
まだ暗い窓の外は1日の始まりを告げてきているように感じた。私は、ささっと髪をまとめカーテンを開けた。             

Re: 隣の奥様は元スパイだった! ( No.3 )
日時: 2018/12/23 11:40
名前: 坂井 樹波(さかい きなみ) (ID: 8ctHBEQu)

人参、玉ねぎ、油揚げ
私は朝食の味噌汁に入れる具材を冷蔵庫から取り出す。暗い空とは違って私の気持ちはハッピーだ。何故なら今日で結婚5年目だから。彼は覚えているだろうか。そんなことを、考えながら包丁に力をこめた。
             * * *
7:30そろそろ彼を起こす時間だ。起こしたら1番に聞こう『今日は何の日でしょう?』って・・・

Re: 隣の奥様は元スパイだった! ( No.4 )
日時: 2018/12/24 09:13
名前: 坂井 樹波(さかい きなみ) (ID: 8ctHBEQu)

「貴方、そろそろおきて。」
私はベッドの脇に腰をおろし彼の手をとる。結婚記念日ぐらいは特別な朝を贈りたい。
「うーん。」
まだ眠そうな彼はもう片方の手で時計を見た。彼は私と手を繋いでいるのにきずき「何?」という顔をして、ゆっくりと起き上った。
「覚えてる?今日何の日か?」
彼の手をギュッと握る。率直すぎだったか・・・でも彼は言った「勿論さ」と
「勿論さ。今日で結婚5年目だろ?」
「せいかーい!」
びっくりするほど甘い声が出た嬉しかった。ただひたすら。私は思わず彼に飛びついた。その反動でベッドに倒れる。彼は私を抱きしめ、キスをした。


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