ダーク・ファンタジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ラビリンス
日時: 2019/07/22 20:40
名前: にゃあこ (ID: xs5T8t9X)

この異世界に存在する島国の名はラビリンス。統治しているのは
人間の少女ルミエール・ラビリンス。実は彼女、結構強い魔術師。
彼女は様々な事件と様々な国と関わる。

Re: ラビリンス ( No.1 )
日時: 2019/07/22 21:09
名前: にゃあこ (ID: xs5T8t9X)

この異世界にある一つの島国。そこは割と有名な国ラビリンスだ。
この国の王は代々ラビリンスの名を持つ人物が男女問わず継いでいる。
今の国王はまだまだ幼さが残る少女ルミエール・ラビリンス。
先代国王は国を歩き回り彼女に仕えるに相応しい子を選び一生懸命
育て上げた。結果、ラビリンス最高幹部ポーカーだ。
ハート、ダイヤ、スペード、クローバー、エースの異名を持つ五人だ。
「…何をしているのですかルミエール様」
そう声を掛けてきたのはポーカーのスペード、リグレットだ。長い
藍色の髪を白い紐で一つに結んでいる腕の立つ剣士だ。彼は元々
ストリートチルドレンという奴で過酷な生活をしていた。剣士、では
あるが武術はほとんど習得している。
「リグレット。驚かさないでよ」
「それは失敬。で?前に話していた件ですが貴方はどうお考えで?
王は貴方だ。最終決定権は貴方にある」
前の件、とは違法実験が行われているという荒れ果てた区域
ファーデンについてだ。孤児や赤子を攫い強化実験を行っている
らしい。危なそうで不安があるため決められずにいた。その迷いを
いち早く察したのがリグレットだった。
「貴方は命の尊さをよく分かっている。それは貴方と言う王の
良さの一つ、国民を大切にし笑顔にさせる。貴女の優しさに皆
惹かれているのです。貴女のためなら戦士共々、力を使うことが出来る
ハートは根っからの戦闘狂ですが彼ですら貴方を王と認め逆らう
事が無い。彼ほど忠実な者はいませんよ?どうですか?我らの力は
貴方の宝であるこの国のために、王のためにある」
そんなに慕われているのか…とルミエールは驚く。彼らを
まだ彼女はしっかり認めていなかったのかもしれない。

Re: ラビリンス ( No.2 )
日時: 2019/07/22 21:26
名前: にゃあこ (ID: xs5T8t9X)

城の鍛錬所では数十人の騎士たちが戦闘訓練をしていた。
彼らは中央に立つ緑の瞳をした青年に竹刀で斬りかかる。言い
忘れていたが最高幹部ポーカーの五人にはそれぞれのスートの
イヤリングを付けている。彼、メランコリィはクラブのイヤリングを
つけている。彼は数十人相手に持ち前の観察眼と瞬発力などを
発揮し攻撃を受け流し手痛い反撃を喰らわす。数十人をあっという間に
倒した彼はルミエールのほうを見た。
「ルミエール様、どうされましたか?今は御覧の通り」
「忙しいのにごめんなさい」
「いいえ、今は試験のようなものでしてね。見極めていたところです。
貴女の眼も借りたいのです」
「え?でも私じゃ役に立たないと思うよ」
ルミエールは控え気味に言う。
「そう、ですか…気にしないでください。それでわざわざここに来て
一体どうしたのですか?」
何か事件でも?とメランコリィは聞いてきた。流石、彼の眼を
誤魔化すことは出来ない。実は、とファーデンについて話した。
「成程。ついに王も解決しようと考えたのですね。勿論、力をお貸し
します。元々先代の王との約束ですから。衣食住を保証する代わりに
王である貴方に一生仕える、と」
彼は元々凄腕の傭兵だった。傭兵時代に恋人を亡くし自分の弱さを
痛感し自暴自棄になっていたところを先代の王に救われた。


Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。