ダーク・ファンタジー小説

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核戦争が起きた時の国々
日時: 2019/08/18 15:50
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

※本作は核兵器や戦争がテーマとなっております。読んでいて不快と感じる等の場合があります。その時は直ぐにページを移し、読むのをやめてください。


今、世界では核兵器の廃棄や根絶を巡って話されている。
特にアメリカやロシア、アジアでは北朝鮮に注目が当てられている。

そこで、もしも旧共産圏のロシア、中国、北朝鮮と現在の西側勢力であるアメリカ、韓国、日本そしてイギリスやフランスの二つの陣営で世界が分断されたらどうなるだろうか。
そこで、もし広島や長崎の様な惨劇が起こるとしたら.....

..........20XX年9月10日

世界では米露の対立が激しくなってきた。
ロシアを支持する国々とアメリカを支持する国々で陣営が構成された。
陣営内部の国は.....
ロシア連邦を支持する東側陣営
ロシア連邦、中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国等からなる共産主義国家。

アメリカ合衆国を支持する西側陣営
アメリカ合衆国、日本国、大韓民国、イギリス連合王国、フランス共和国等からなる資本主義国家。
つまり、第二次冷戦である。
だが、戦後の冷戦とは違い、停戦が破られた朝鮮戦争によりアメリカは朝鮮半島への核発射を認めてしまった。
これにより、中国義勇軍とロシア地上軍は甚大な被害を受けた。
そして、ロシア連邦大統領「ウラディーミル・ジュガシヴェル」は朝鮮への本格介入を宣言。
これと同時にロシアもまた、核を投入。
国連安保理では常任理事国の意見は対立。機能しなくなり、国連は一時的に解散したも同じであった。

世界はロシアとアメリカによる第三次世界大戦へと巻き込まれようとしていた.....

Re: 核戦争が起きた時の国々 ( No.1 )
日時: 2019/08/18 16:05
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

第一章 アジア情勢

日本は継続された朝鮮戦争に、国会では北朝鮮への非難声明を国会で提出した。内容は、
「北朝鮮による不当な攻撃により、世界の情勢は崩れてしまった。此はとてつもない犯罪である。我が国は極めて遺憾である。」
と、言った声明を発信した。
政府は国民に対し、核の脅威は目前にあると言う事を発表し、九州全域にJアラートが鳴り響いた。国家非常事態であるとし、自衛隊には常時の弾道ミサイルの破壊措置命令が総理から下された。
海自ミサイル護衛艦「こんごう」「ちょうかい」「あしがら」の三隻は日本海に展開され、常に迎撃体制を構築していた。
在日米軍は佐世保の艦隊を日本海に展開。

大韓民国では、韓国陸軍、在韓米軍による38度線の防衛に追われていた。北朝鮮軍と中国義勇軍、ロシア地上軍による攻勢を意地でも守り抜こうとしていた。
だが、韓国側の防衛線は押されつつあった。

Re: 核戦争が起きた時の国々 ( No.2 )
日時: 2019/08/18 16:36
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

既に半島には三発の核ミサイルが命中しており、周辺国は放射能汚染への対応を迫られていた。
日本の対応は、屋内待機、陸上自衛隊による国民の避難と避難民への物資の支援。そして除染。陸上自衛隊は非常に忙しかったであろう。
公立小学校の体育館や地下鉄は逃げ込んで来た人で一杯だった。
何故なら、九州の土地は汚染されてしまい、それに続く高速道は全面封鎖。恐らく、九州の土地に立っている人はいないだろう。

.....9月15日

ロシア地上軍による一斉攻勢により、とうとう韓国防衛線は破られてしまった。38度線は突破され、板門店の施設は破壊されてしまった。
米軍による反攻も失敗に終わり、国土の広くない韓国は数時間にして北朝鮮の手に落ちた。
こうして朝鮮半島は統一され、皮肉にも北朝鮮により、目標は達成されたと言えるだろう。

アメリカ合衆国は、この結果に即座に在日米軍による奪還を試みた。
日本にいる米軍は全て朝鮮半島に向かい、国内の防衛は自衛隊に託された。

Re: 核戦争が起きた時の国々 ( No.3 )
日時: 2019/08/19 01:53
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

アメリカ合衆国大統領「ジョン・スタックス」は朝鮮半島に於ける敗北にこう言い放った。「所詮半島だ」
この言葉には、駐米韓国大使は「遺憾だ。核を落としたのはあなた方だろう。」と反発し、加え「これは敗北ではない」と主張し米軍による反撃を求めた。
国連総会では北朝鮮国連大使への抗議を発表し、西側陣営のフランス大使は「ジャパンの非難声明は尊重されるべきだ。これは北朝鮮による大犯罪だ。」と批判。北朝鮮大使はこれに反論した。「貴国は連合国として、第二次大戦に参戦した。連合国は敗戦国にある事無い事を押し付け、その国々の人民を惨めにしただろう。」
安保理では再度、理事国が召集されたが米英仏と露中で対立を深める結果となった。

中国共産党中央委員会総書記の「鄧沢東」は「国際連合は信用出来ない。次は日本だ。」と国連を非難。そして日本へ威圧をかけた。
放射能汚染の対策と、目前の核の脅威に日本は緊張の中を生きざるを得ない。

Re: 核戦争が起きた時の国々 ( No.4 )
日時: 2019/08/19 02:26
名前: 通りすがり (ID: pymfwt0Q)

第二章 極東の島国

.....9月21日

世間からは「アメリカの犬」「米軍の不沈空母」と馬鹿にされている日本。技術大国であるが軍事力は乏しい。そうなるとアメリカ合衆国の核の傘に潜る事が安全保障の有効手段であるだろう。
そんな中、在日米軍は朝鮮半島へ出向き、国防は自衛隊が最後の砦である。中国による日本への脅迫は国内全土を驚かせた。
内閣官房長官の「谷口 義信」は「これに対し、政府は独立と平和を保つ為の手段があります。我が国の自衛隊は必ず国民皆様の生命と財産を守ります。ご安心ください。外務省は現在、鄧沢東総書記の声明に関し、当局へ連絡を取っております。現在、在中大使館からは大使召還を行い、中国への渡航は出来ません。」と、国民を安心させる為、平和と独立を保つ事と中国への渡航が出来ない、と言う内容の会見を行った。
政府は再度、非常事態を宣言した。
防衛大臣は自衛隊に対し、沖縄と九州に於ける防衛施設構築の措置命令に防衛出動待機命令を下した。
内閣総理大臣は臨時閣議を召集し、自衛隊による戦術行動に関する案件について議論を行った。

外務省では在日中国大使へ「最大限の努力による戦争の回避」を求めた。だが、中国大使は応じず、日本による大使召還を受け、中国も大使を呼び戻した。在日米国大使館では核戦争の危機である事を受け、来日しているアメリカ人の帰国を促した。


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