ダーク・ファンタジー小説

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頭がいいだけで誘拐されました。
日時: 2019/08/20 15:18
名前: 橙さん (ID: aiwVW5fp)

今日もやっと退屈な授業が終わった。最近の学校の授業は簡単すぎて面白くない。その地獄の時間がようやく終わった。
俺は中学2年生の 西川 大樹。もう勉強は高校2年までの内容が終わっている。まあいわゆる「天才」っていうやつかな。

まあそれはクラスのみんなには隠してるんだけどね。(テストでばれないように隠す。頑張って。テストは全教科満点だよ。)


この東第一中学校は部活には入ったり入らなかったりと、強制で部活はやらなくてもいい。だから俺は入らんかったんやけど帰ってからが暇。
だから勉強をしたらこうなったって訳。そんな俺にも一応友達はいる。

今日もその友達が家にくることになってる。親は今は仕事中。

ピンポーン♪「はーーい」インターホンは別に見なくてもいい。どうせあいつだ。ガチャッ バッ・・・・・・・  え?


一瞬で喉に包丁を立てられた。包丁があたってヒンヤリする。「声をだすな。出したら殺す。」とても低い声で脅された。


そして目隠しをされて車に乗せられた。

Re: 頭がいいだけで誘拐されました。 ( No.1 )
日時: 2019/08/21 13:35
名前: 橙さん (ID: aiwVW5fp)

「う・・・・・・うぅ・・・」
目を開けると天井が見える。「ここは・・・?」

あたりを見渡してみると、どこか分からない場所にいるようだ。

「そうだ。俺は誘拐されたのか・・・。」
しかし、何故誘拐犯は俺を狙ったのかがよく分からない。両親は普通の会社員で、家は大きくもない。何故俺を狙って、昼間に堂々と誘拐なんてしようとしたのか。


ガチャッ   気がつくと真っ黒な色に染まった覆面を着けた男が部屋に入ってきた。「お前を誘拐したのは理由がある。」

あの男の声と全く同じ。俺を誘拐した男の声と、だ。

「我々は常日頃、「天才」を探していた。」

「それも田舎のほうに住んでいる、天才をだ。」

「なんで昼間に俺を誘拐したんだ。俺はそんなに頭が良くない。」

「はっ。今更とぼけてももう遅い。お前は中学2年なのにもう高校の勉強に到達しているそうだな。」

「なんでそんなことを知っているんだ?」

「お前の大親友を半日間だけ誘拐して、お前のことを聞いたんだ。さすがにただ聞くだけではお前達の友情を壊すようなことはできなかったさ。でも。お前の大親友に言わないとお前の親友の西川大樹を殺すぞと。そういったら全て答えてくれたさ。」

くそ。俺の・・・友達を・・・よくも・・・つらい思いに・・あわせてくれたな・・・。

俺はこの目の前の男に殺意が芽生えた。

「そうだ。本題に移ろうとするか。何故、我々はお前を誘拐したのか、を・・・・・」

Re: 頭がいいだけで誘拐されました。 ( No.2 )
日時: 2019/08/22 13:53
名前: 橙さん (ID: aiwVW5fp)

「何故我々がお前を誘拐したのかというとだな。我々は銀行強盗でな。
まあ、そんじょそこらの銀行強盗とは違う。立てこもり事件などの大規模なことを我々はしているのだ。しかし、その計画を考えていた者が急死してしまったのだ。だからお前を誘拐したのだ。どうだ?断ったら「死」が待っているぞ。」

「はあ・・・・・わかった。協力するよ。最近の学校の授業にはいささか退屈していてね。」

「それはありがたい。事件を大規模にさせられないようにしたいのだが、どうしたらよいだろういか。」

「それは事件が大規模になるだけだね。まあ、ほっておけばなんとかなるでしょ。それよりさ、計画もいいけど研究とかしたら駄目なの?」

「たとえばなんの研究だ?」

「必要な人材を誘拐したらいずれ捕まるかもしれない。だから、その誘拐した人物と関わったことのある人の記憶を消す装置、とかだよ。」

「それはいいな。ここは研究施設がとても大きい。その装置を作れたら、計画者を誘拐してもよさそうだな。」


「うん。そうしたら俺は研究に専念できるからさ。」

「うむ。いいだろう。あ、しっかり給料もでるから安心しろ。」

「それはありがたい!」

「研究室は2階だ。」

「わかった。」

Re: 頭がいいだけで誘拐されました。 ( No.3 )
日時: 2019/08/23 15:19
名前: 橙さん (ID: aiwVW5fp)

研究室に着いた。中に入ると30代後半くらいの男の人が出迎えてくれた。

「西川さんですね?ボスから話は聞いています。」

あ、あの人ボスだったんだ・・・知らんかった・・・

「噂の装置を作れれば、我々は大きく進歩しますね!」

「はい。頑張って一日でも早く完成させられるように頑張ります。」

「うん。頑張って。」

ふぅ・・・あ、名前とか聞いてないや。

ま、いずれ分かるでしょ。









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