ダーク・ファンタジー小説

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人殺しのHuman
日時: 2019/09/12 17:05
名前: T (ID: Vk0LGrwu)

10月3日。いつもの朝を迎えた、
ように思えたが、違った。

今日から、オレは殺人犯だ。

Re: 人殺しのHuman ( No.1 )
日時: 2019/09/12 17:20
名前: T (ID: Vk0LGrwu)

悪夢にうなされ、目が覚めた。辺りはいつもの個室だ。人を殺すという物騒な夢。普通は「夢でよかった」と安心するだろう。しかし、オレの場合、現実でも人を殺してしまっている。

マンガ喫茶を出た。曇っている空。人通りの無い道。午後1時。平日だから人通りも無いのかと理解すると、行く当てもないが、歩いた。

さあ、どこへ行く?

公園の隅のベンチで、パンと飲み物を手に座っている。マンガ喫茶を出て数時間。コンビニで万引きしたモノを食べながら、先のことを考えた。

オレは殺人犯だ。

ネットで話題の成り金野郎。毎日宝石や高い服を身につけ東京の街に現れる。みんなが知っている大企業の社長だ。テレビにも出たりしていた。名前は吉田公平。30代。

気に食わないやろうだ。

オレがコイツから金を奪おうと決意したのが、1か月前だ。家も調べて、深夜に忍び込み、金庫を盗もうと計画した。テレビで堂々と「私は銀行を信用していないんです。だから自宅貯金です」と言っていたのが運の尽き。泥棒に入れば、現金がそのまま手に入るってわけだ。

で、昨日家に侵入したんだ。だが、いつも帰ってこない時間帯だったはずなのに、その日に限って鉢合わせてしまった。そしてバレたから殺した。

じきに、オレは指名手配されることだろう。


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