ダーク・ファンタジー小説

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異論チルドレン
日時: 2019/10/20 07:16
名前: ザクロ (ID: fFj6k5iv)


 肌を撫でる不器用な風。
 音が知らせる戦いの兆。

 目を覚ました彼ら7人は、見知らぬ場所に寝そべっていた。

Re: 異論チルドレン ( No.1 )
日時: 2019/10/20 12:50
名前: ザクロ (ID: fFj6k5iv)

 草原の中。

 彼ら全員同じことを考えている。お互い見ず知らずの顔が並んでいる。この状況を理解できる者は誰一人居なかった。
 ただひたすらに目で真実を探している。あまりに滑稽だ。

 少し時間が経つと一人の少年が口を開いた。
「お前ら、誰だよ」
少し場の空気が緩んだ。そして意味も無いまま全員が中心に集まった。
「俺は金森玄陽。高2だ」
先程言葉を発した少年が自己紹介をした。それに乗るように他も話し始めた。
「松尾有彩。高2」「渡部和樹。高校1年」「宇都宮優里。3年」「江田涼也、高2」「住本ののか。1年」「平塚大我。2年」
 「これで全員か」玄陽が言った。優里も話し始めた。
「男4人女3人、1年2人、2年4人、3年1人ってところかしら。」

 2人の言動で気が緩み、雑談が増えた。
「服装といいこの場所といい何?ラノベ?」「異世界転生系でも無いし、まずそんなことあり得るか?」有彩と大我は初対面だが馴れ馴れしい。
「俺は昨日眠って、起きて、、そこまでは正常なんだよな」「俺もだな、、」玄陽と涼也も原因を追求しようとしている。
「ねぇののかちゃん、やっぱり理由があってここにいるんだと思う?」「それはわかんないかなぁ」1年も1年同士でいい感じにやっている。
その後、特に話していなかった優里が「静かに!」と針の様な声で言った。

 その後起きた沈黙の最中、ドーンという音と共に地鳴りが起きた。誰も何が起きているのかは分からず、身に危険が迫っている。ただそれだけが分かった。
 その時、玄陽が大きな声で「何方かに分かれて行動しよう!話は合流してからだ!」と指揮を振った。彼らは三方に向かって走り出した。


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