ダーク・ファンタジー小説

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彼岸花
日時: 2019/10/25 16:20
名前: りっちゃちゃ (ID: qXcl.o9e)

はぁ、こっちを向いてあっちに行って
そっちを聞いてどっちを選ぶ。
えぇ、君を見て君に近づいて君の声聞き君選ぶ。
戯言、空想、幻聴、幻覚、行動。
出来なくて?
嘘吐き、傷つけ、閉じ込め、何もせず。
自分に閉じこもって
何も出来ないのだ。

あぁ、わかっていても汚い言葉。
知っていても黒い音。
知らないつもりで不味い物。
わかったふりして気色悪い子。
そんな事しか出てこない

人のせいにして今日も100年生きたつもりでここにいる。

悪いのは自分なのに甘やかされて
自分じゃないと思い込む。
そんな筈ないのに心に頼って
自分は悪いと思い込む。

輪廻、輪廻、ぐるぐる回って
刹那、刹那、割れた音。
髑髏。髑髏。死んで、死んで。
転生、転生、生まれて生まれた。

明治、大正、昭和、平成、令和。
どの時代でも皆同じ。
どんな言葉でも全て同じ。

違う、違う。違うのだ。わかっているのに出てこない。

十七、十七、十七階。
まあまあ、まあまあ高い所。
死ぬの。死ぬの。飛んで。飛んで。
生まれ変わってみるかもね。
死後の世界を見てみるの。

ずっと喋って何も言えなかったけど、
言葉に出来ないから大切な君に渡すの

バイバイありがと大好きだったよ君の事
上手く言えないけど泣かないで。

白い彼岸花を君に。

咲いていた白の彼岸花が赤に染まって
『また会う日まで』
僕に似つかぬ素敵な綺麗な花言葉。


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