ダーク・ファンタジー小説

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余命90年の僕
日時: 2019/11/30 23:09
名前: 坂本加賀 (ID: j24nS2D/)

僕は太郎、小学三年生、8歳である。3時間目は保健の授業、勉強が嫌いな太郎は居眠りしていた。「こら、太郎。居眠りしちゃだめでしょ」担任の吉田先生が言う。「はーい」うとうとしながらも僕は目を覚ます。「というように人間はだいたい100歳ぐらいで死んでしまいます」「じゃあ、先生、先生はあと60年ぐらいで死んでしまうの?」お調子者のタカシくんが言う。「それ、どういうことよ?」先生が怒る。そんな感じで授業が終わった・・・。
家に帰るとお母さんがテレビを見ていた。「あら、おかえりなさい」「ただいまー」と僕は大声で言う。「ん?」テレビでは終活ノートについて報道していた。「やっぱり一度しかない人生、大事にしたいものですね」一度しかない人生・・・。大事に・・・。あ、そうだ。「終活ノートを作ろう!」こうして、余命90年の僕の終活が始まったのである。