ダーク・ファンタジー小説

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都道府県神
日時: 2019/12/08 16:55
名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)

令和を迎えた日本は47都道府県に別れている。そしてそれぞれに土着神に近い精霊
都道府県神がいる。それぞれに住まう地元住民の地元愛によって存在が大きくなった存在。

中部地方に位置する県の都道府県神である静岡さんは平和主義者である。
都道府県神たちの物語はまず中部地方から始まる。

静岡さん(女)
静岡の都道府県神、有名なものはミカンやお茶等である。

Re: 都道府県神 ( No.1 )
日時: 2019/12/08 17:22
名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)

都道府県神とは地元民の地元愛によって人の体を手に入れた土着神のような存在である。

静岡は位置的に隣にある県の都道府県神、愛知と仲が良い。彼は右腕のみ義手である。
銀色の部分が目立つため右腕のみ長袖となっている服を着て更に黒い手袋を嵌めている。

「ねぇその義手、錆びたりとかしないの?」
「錆びるさ、一応金属だ。錆だって出る。その度に作り直してんのさ。それなりの重量が
あるから最初はちと動かしにくかったが今じゃそんなのは関係ないな」

右手を握ったり開いたり、右腕を動かしたりしている。やはり重量のある義手を
身に着けているためかなり鍛えているらしい。左腕に力を籠めると力こぶが現れるほどだ。

「お前、戦闘とかってするのか?正直、お前の戦う姿って想像できねえんだけど」
「いや、あんまり戦闘をしたことないかも…」
「ハハッ!まぁ誰かに喧嘩売ったりしねえよな。勿論、売られても買わねえだろ?
岐阜とかはすぐに物騒な方に考えていくよなぁ」
「とか言いつつ愛知は喧嘩売られたらすぐ買うら?」
「オイオイ、俺は喧嘩する相手ぐらいしっかり選んでるっての」

そこを自慢げに言うのかと静岡は苦笑した。

「楽しそうな会話をしていますね、お二人とも」

柔らかい口調で声を掛けて来た長い黒髪の和服美人、石川である。金色のラインが入った
黒い和服の袖を揺らし二人の近くに立った。

「おっと、こっちも戦闘なんてしなそうな奴が来たな」
「勿論です。全く物騒な方もいるものです。武装なんてしなくてもいいのに…そうは
思いませんか?静岡」
「うん、私もまぁそう思うよ…それにしてもやっぱり石川さん、美人だなぁ」
「ありがとうございます。愛知は喧嘩っ早いですから止めてあげてくださいね」
「オイ、コラ!どういう意味だよ!」


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