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ダーク・ファンタジー小説
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- 神聖ノ大地
- 日時: 2019/12/08 20:53
- 名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)
並行世界の日本はこことは全く違う。その国の王は預言した。
この国を守るために聖獣を宿す者たちを揃えなければならない。
聖獣を宿す者たちが従うのは日輪の巫女の力を引き継ぐ者だけ。王はその人間を
探し出した。そして見つけたのは長い黒髪の少女、ホノカに役目を果たすように
言い渡した。それがプロローグである。
- Re: 神聖ノ大地 ( No.1 )
- 日時: 2019/12/08 21:41
- 名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)
日輪の巫女、彼女は災厄が起こるときに再び人間となり姿を現す一種の英雄である。
全てを浄化する暖かな日輪の光を持つという。
それが自分の事だとはつい最近まで思っていなかった。長い黒髪を紅い紐で結い薄い
桜色の和服に身を包むホノカ。王の命令により日輪の巫女の転生者を死なせるわけには
いかないと言うことで護衛が付けられた。丁寧にホノカの髪を結っている男、十兵衛だ。
貴族に仕える一族の人間だが王の命令により彼は彼女の護衛に就くことになった。
「これでどうでしょうか」
「わぁ…!凄い!!私じゃないみたい…十兵衛さん、器用なんだね」
「ありがとうございます」
更に厳重にするべきだという意見を聞き、もう一人護衛がいる。
「終わったか」
「あぁ、すまない。長かったか?」
「いや仕方ねえだろ。女の準備は長いからな」
薄着の男、俊樹は壁に寄りかかっていた。待たせてしまったかも知れないと思い、
申し訳なく感じた。彼は気を操り掌術、主に掌を使った体術を扱っている。国を治める
王自らが命じたのだから実力は折り紙付きである。
「それで準備完了か?なら早いところ行こうぜ。早く出るに越したことは無い」
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