ダーク・ファンタジー小説
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- 最高の地元は私たちだ
- 日時: 2019/12/25 17:16
- 名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)
日本列島は北海道、東北、関東、中部、近畿、中国・四国、
九州、沖縄と分かれた地域がある。さらに細かくすると四十七
都道府県が存在する。四十七の歴史があってこその我ら日本。
地元愛が地元神を呼び起こし彼らは揺れ動く日本を支える。
- Re: 最高の地元は私たちだ ( No.1 )
- 日時: 2019/12/25 17:50
- 名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)
場所は中部地方、そこは三つに区切ることが出来る。
新潟県、長野県、山梨県の甲信越地方。
石川県、富山県、福井県の北陸地方。
静岡県、愛知県、岐阜県、三重県の東海地方。
主人公は東北地方、静岡県の地元神だ。彼女たちは県名で呼ばれるため
静岡という名前である。静岡と言えばサッカー、ということは
体育会系女子か!?ま、まさか…と言うことは無く、おっとりとした
緑髪の少女である。そんな彼女と一番密接に関わっているのが
お隣に住む地元神、愛知だ。目つきが少々悪い三白眼の男だ。
趣味はロッククライミングというだけあってそれなりに体格が
良い、悪く見られがちだが人間(神様だけど)は見た目では分からない。
静岡との仲は良好、お互い幼馴染という感じだ。
「おぉ…凄い!!ただただ凄い!」
静岡が上を見上げる数十分で何白メートルもの高さがある岩を
登り切ってしまった。愛知がこちらに手を振り命綱を握って
降りて来た。
「何分だ?…そうか、流石に急斜面は辛いな」
愛知が近くの椅子に腰を下ろし大きく息を吐いた。
「お疲れ様、愛知。さぁ、ほら私がマッサージするから寝て寝て」
「あ、オイ!そんなことはしなくていいって何度も…ハァ…」
彼がうつ伏せになると彼女は慣れた手つきでマッサージを始める。
そのうち彼はウトウトと眠ってしまった。
ハッとして体を起こす。驚くほど体が軽くなっていた。
「あら?お目覚めですか?愛知さん」
黒髪を簪で止めた女性はニッコリ笑みを浮かべた。新潟県の地元神、
新潟だ。和風な装いで礼儀正しい女性だ。
「静岡さんはもう帰りましたよ。貴方も帰った方がいいのでは?」
「あー…じゃあ帰るわ。ありがとよ」
「お気をつけて。応援していますよ」
「?おう」
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