ダーク・ファンタジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

魔境都市
日時: 2020/03/11 13:55
名前: 枢木 (ID: xs5T8t9X)

日本の最先端を行く東京。

とある田舎人は変わった人間が集まるこの都市をこう呼んだ。「魔境都市、東京」


作家、帯刀薫たてわきかおるは東京に引っ越してきた。そして彼女は様々な特殊人間たちと

出会う。東京を取り巻く怪しい事件に関わりまくる。

Re: 魔境都市 ( No.1 )
日時: 2020/03/11 16:58
名前: 枢木 (ID: xs5T8t9X)

第一話「夢見る作家 帯刀薫」


絵を描くのが好き。幼少期は漫画家になりたいといった記憶がある。だが何枚も同じ絵を

描くと言うのは苦手で小説家になるという夢にすり替えられていた。編集部はここ、東京に

あるので引っ越してきた。そこで彼女は人外と出会った。夜だ。原稿を提出して夕食は

店で食べた後。水色の上着の前を締める。歩き出そうとしたとき、彼女の前に一人の男が

立っていた。黒いコートを着た笑顔の男に薫は驚いて後退る。

「ごめんね驚かせちゃったかな?でも俺は君を知ってるよ薫」

「え?」

薫は目を見開いた。

「俺はね君が家に来てくれるのをいつも楽しみにしてたんだ。小さいときにはいつも俺を

抱いてた。いつも俺を近くに置いて絵を描いてたよね。また君の絵が見たいなぁ」

話す内容は全て薫は覚えていた。祖父母の家に似合わない人形が置いてあった。

ぬいぐるみでもない、男型の人形で黒いコートを着ていた。背中には名前が書かれていた。

英語で書かれていてなんて読むか分からなかったが今ならわかる。アレクシアと言う名前。

「まさか…あの人形?本当に!?」

そう聞くと彼も嬉しそうに頷いた。

「大きくなったね薫」

彼に後から話を聞いた。アレクシアの左胸の中には宝石のような物が埋まっており、その宝石で

動き話し心を持っている。その宝石の名前は知らないがそれは人間にとっての心臓と脳に相当する

物だ。

「じゃあね薫。またお話ししようね」

「あ、え!?アレクシア、何処かに住んでるの?」

「俺は人形だよ。とある屋敷に住んでるんだよ。他の友だちと一緒に」

そう言って彼は歩き去ってしまった。


Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。