ダーク・ファンタジー小説
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- ガチで怖い話集めました
- 日時: 2020/06/24 19:58
- 名前: end (ID: HBvApUx3)
※閲覧注意
ここではガチで怖い話を集めています
主も投稿しますが皆さんもよければ投稿よろしくお願いします
- 夏休みの出来事 ( No.1 )
- 日時: 2020/06/24 21:37
- 名前: end (ID: HBvApUx3)
これは実話です。
僕は小学生5年生の夏休みに田舎にあるおばあちゃんの家に行きました。
両親が仕事で一緒に行けないので1人で行くことになりました。
僕の家からは3時間、4時間位で行けます。(電車とバスの乗り継ぎ)
おばあちゃんの家に着いた時、もう時刻は昼過ぎでした。
おばあちゃん「よぉここまで来たねぇ〜。お昼ご飯たべよかぁ。」
僕「うん。」
そしてお昼ご飯を食べた後外でおじいちゃんと遊びました。
ずっと遊んでいたらもう夜の6時になっていました。
おじいちゃん「そろそろ帰ろか」
そうおじいちゃんが言って僕も頷き一緒に家へ帰っていると、「ハハハハハハ」と笑い声が聞こ
えました。
声がした方へむこうとするとおじいちゃんが、「見るな」と少し怒りぎみで言いました。
そのままおじいちゃんに手をひかれ少し小走りになりながら家へ向かいました。
ですが後ろから笑い声がずっと聞こえます。おそらく僕達の後を憑いてきてたのでしょう。
「ハハハハハハ」
この笑い声がなりやまなく、正直泣きそうでした。
泣くのを必死に堪えているとやっと家に着きました。
おじいちゃん「○○。少しヤバいことになっとった。」
おばあちゃん「どうしたん?」
おじいちゃん「『アレ』がわいたちに憑きおったかもしれん。」
おばあちゃん「『アレ』があんたらに!?」
おじいちゃん「一応◇◇さんを呼んどく。」
おばあちゃん「ほんと深刻なことになってもうたなぁ〜……。」
子供ながらに僕も、「これヤバいことになったかも」と気づきました。
暫く家の中で待っていると誰かが来ました。◇◇はEさんにしておきます)
Eさん「来ましたよー。」
おじいちゃん「開いてるんで入ってください。」
そしてEさんが家の中へあがってきました。
Eさん「□□さん達は笑狂に会ったんですね?」
おじいちゃん「はい。多分憑かれてしもうたと思います。」
Eさん「それは厄介なことになりましたねー。」
その時、外からまたあの笑い声が聞こえてきました。
「ハハハハハハ」
Eさん「……来ましたね。私がいいと言うまで目を閉じていてください。」
おじいちゃん「わかりました。R(僕=R)、目を閉じんなさい。」
僕は頷くとそのまま目を閉じました。
笑い声がどんどん家の中へ入ってきます。
するとEさんが突然、お経のようなものを唱え始めました。
ですが笑い声はどんどんこちらへ近づいてきます。
そして遂に笑い声が僕達の隣までやってきました。
僕は好奇心のあまり目を開いて隣を見ました。
今となってはすごく後悔をしています。
うっすらとしか覚えていないのですがもうヤバかったです。
目があると思われる所には黒い窪みがあり、口は赤く染まっていました。
輪郭はすごい円形でまるでこの世のものとは思えませんでした。
その顔に思わず僕は、「うわぁーー!!」と声をあげてしまいました。
するとおじいちゃんが、「目を閉じてれといったろ!」と怒鳴りました。
すると『ソレ』は笑うのを止め僕の顔を見つめました。
見つめられている時、身体が金縛りにあったように動けませんでした。
その後のことはよく覚えていないのですが、僕はその場で気絶したそうです。
目覚めるとそこはお寺でした。
Eさん「目、覚めたかい?」
僕「はい……。あの時僕はどうなったんでしょうか?」
Eさん「あの時君は気絶したんだよ。君が見たものは私が一時的に封印したけど、いつまた君の
もとへ現れるかは解らない。」
僕「『アレ』は一体なんなんでしょうか?」
Eさん「『アレ』はね、笑狂って言うの。笑狂に憑かれると、憑かれた人は数時間で死んでしまうの。死に方も酷くて、ひたすら笑って死んでしまうの。」
僕は思わずゾっとした。
Eさん「笑狂は夜の6時を過ぎるとよく現れるようになるの。それで君と君のおじいさんが笑狂にみいられて後を憑けてきたの。」
僕「おじいちゃんはどうなったんですか?」
Eさん「おじいさんにはもう憑いてないよ。その代わり君に完全に憑いちゃったんだ。」
僕は一瞬泣きそうになりました。
おじいちゃんが無事でよかったという安心感と僕が危ないという不安感が交わりました。
Eさん「とりあえず1ヶ月はここに居て。1ヶ月後、君の家に帰すから。両親にはもう伝えている。」
僕「わかりました……」
Eさん「あと今から少し悲しいお話をするからね。結論から言うと君はもうここには来れないし、おじいさん、おばあさんにも二度と会うことができない。」
僕「え!? どうして!?」
Eさん「もしおじいさん、おばあさんに会ったら君にに残っている笑狂の邪気がおじいさん、おばあさん達に憑いてしまうかもしれないの。あと次にここに来たら笑狂がまた君に憑くかもしれない。」
僕にとっては悲しみしかありませんでした。
僕達はただ外で遊んでいただけなのです。
その時でした。
「ハハハハハハ」
Eさん「今度はしっかり目を閉じていて。」
僕は頷くと目を閉じました。
前と同様、Eさんがお経を唱え始めました。
「ハハハハハハ」
相変わらず笑狂は笑い続けています。
そして突然、「+*|`~&+<|*-~{!」と訳の解らない言葉を笑狂が発しました。
そしてEさんが、「少し厄介なことになったわ。今から君の家に向かうわよ。」
そう言ってEさんは僕を車に乗せました。
Eさん「住所は?」
僕「○○市 ◇◇区 □条 △丁目 ▽-● ◆◆号室です。」
Eさん「とばすからしっかりシートベルトしてね。」
僕がシートベルトをすると車が急発進しました。
すると後ろから、「;+^.|?=+;.+[~?;」と言いながら笑狂が追いかけてきました。
僕は疲れのあまりそのまま眠りについてしまいました。
目を覚ましたとき、そこは自分のベットでした。
母さん「R、大丈夫?」
僕「うん……Eさんは?」
母さん「お母さんに封筒を渡して帰ったわよ。」
そして封筒を僕に渡してくれました。
封筒の中を見てみると、一枚の手紙とミサンガがはいっていました。
手紙の内容はこれです。
『Rくんへ 君がこの手紙を読んでいるとき、私は笑狂の浸かれもうこの世にはいないでしょう。けど君は助かりました。同じくはいっていたミサンガは君の御守りです。これをいつも手首に付けていてください。そのミサンガが切れた時、そのミサンガが君から霊的な脅威から守ってくれた証です。ではお元気で。』
僕は泣きました。
Eさんが死んでしまったからです。
それから僕はミサンガをいつも身に付けています。
今も切れてはいません。
僕はいつまでもEさんと憎い笑狂を忘れません。
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