ダーク・ファンタジー小説

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モノクロの血
日時: 2020/10/13 21:37
名前: みるくてぃーともも (ID: OXQEO.ex)

「…」
黙々と手を動かし、相手にどう攻めるかを書き留める。
「ふぅ…」 
少し手を休めようと、ペンから手を離す。
手を離され、コロコロと転がるペンをじっと見つめる。
「…」 
まだこのテントの中には血の匂いが漂う。
血付きのガーゼをテントのゴミ箱の中に捨てると臭うから止めろと何度も言ったのに…
そう思いながら外に出て、血付きガーゼを土に埋めた。
テントに戻り、また黙々と作業を続ける。
テントの中には沈黙が続く。
早めに作業が終わり、鍛錬の様子を見に行くことにした。
鍛錬を妨げる行為をする者は打ち首。
妨げる者は居ないかと探しながら鍛錬の様子を伺う。
自分の鍛錬はいつも夜中に行なっている。
ワー…ギャー…
「?…騒いでいる…」
騒ぎの元凶を視界に入れた瞬間、ガタッと尻餅をついて地面を落ちた。
そこには…
我が軍の軍士、紀恵が死んでいた。
でも、何故か不思議だが、紀恵の体から
白黒が綺麗なマーブルとして流れていた。


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