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ダーク・ファンタジー小説
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- 死人の瞳(め)
- 日時: 2021/01/01 22:58
- 名前: ミント (ID: FvJ38Rf9)
俺は、ごくごく普通の高校生。では、ないのかもしれない。
小さい頃、よくしてくれた近所のおじさんの顔が、黒く濁っていた事があった。その時の俺は、特に気にしなかったのだが。
そらから数日後、そのおじさんは、タヒんでしまったのだ。
俺は、おじさんのお葬式に、出ることになった。
そこで、「おじさんね、〇〇君に会えるのをいつも楽しみにしていたのよ。」と、泣きながら、おばさんは言った。
ハンカチで隠れていた、おばさんの顔が見えた時、俺は走って逃げてしまった。
おばさんの顔には、例の黒い濁りがあった。
まさかとは思ったが、そのまさかだった。
その数日後、おばさんは亡くなった。死因は、首○りらしい。そう、自○だ。
俺は、確信した。俺は死相が、見えるようだ。
- Re: 死人の瞳(め) ( No.1 )
- 日時: 2021/01/03 03:08
- 名前: ミント (ID: FvJ38Rf9)
インターネットで調べてみることにした。
<<死相が見える もうすぐタヒぬ 黒く……
そんなに俺は特別じゃないのか。あの時見た、黒い濁りは誰でも見えた。ということなのか。
そう思っていた。いや、そう思うようにした。
次の日、ずっと気になっていた女子の顔が黒く濁っていた。今まで以上に。ケムリのように漂っていて、表情がうまく読み取れない。
「辛いことがあったら俺に相談してよ。」
俺はつい、言ってしまった。
急な俺の発言に、クラスメイト達は、動揺を隠せないようだ。
「何言ってるの?」
彼女の友人の一人が、鼻で笑ってきた。
等の彼女は、こちらをただ見ているだけでだった。
…黒い濁りが薄くなってる?
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