ダーク・ファンタジー小説

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魂のワルツ(命が星を焦がす時)
日時: 2021/05/23 18:00
名前: 大根味の味噌煮 (ID: T3oqfZAk)

どうも初めまして、小説初心者の大根味の味噌煮です。
小説初心者なので更新も遅く、誤字脱字、分かりづらい表現などがあることがあります。
でも一日一話投稿を目指して頑張ります。
もし分かりづらい表現や誤字脱字があった際はご指摘していただけると嬉しいです。
感想などもお待ちしております。

この小説には、流血表現などの表現が多用されています。そういうのが苦手な方はブラウザバックお願いします。

(追記)
閲覧回数100回記念として、『記憶の図書館』という題名の「魂のワルツ」のサイドストーリーや、前日譚を取り扱う小説を作成致しました!!
詳細は『記憶の図書館』を見てみてください!
そろそろ魂のワルツの書き込みから1週間くらい経ってる気がするので少し書き方を変えていきます。
もしこのままがいい、という方がいらっしゃれば教えてください。

☆★色んな記念日☆★
・閲覧: 100回達成!(5/20)


では、この小説をお楽しみください。
(題名変更2回目)
〈用語集〉
>>1

〈登場人物〉
>>1

〈目次〉
Chapter Ⅰ
〜夢を辿って。
「たまに、変な夢を見るの。
私がみんなの死体の山の上で、笑っているような不気味な夢。」
まとめ >>2->>6
第一話 >>2
第二話 >>3
第三話 >>4
第四話 >>5
最終話 >>6

Chapter Ⅱ
〜出撃!ポートリア学園!
幻魂獣に襲われてから数週間後、エリヤはいよいよポートリア学園に入学する。
しかし、数々と災難に見舞われていく羽目になってしまう。
そんな中、エリヤが思い出した記憶とは…。
まとめ >>7->>?
…訓練編
まとめ >>7->>?
第一話 >>7
第二話 >>8
第三話 >>9
第四話 >>10
第五話 >>11

第?話 >>?

Re: 命が星を焦がす時 ( No.2 )
日時: 2021/05/05 01:51
名前: 大根味の味噌煮 (ID: T3oqfZAk)

…まただ。
また私は人を殺して回ってる。
私はどれだけ血を浴びたんだろう。
私はどれだけ人を殺したんだろう。


エリヤ?「ハハハハハ!!見つけた、リリー。」
エリヤ?「残るはあなただけ、あなたさえ殺してしまえば私の勝ちよ?」
エリヤ?「もう私の邪魔をできる人はいなくなるの。即ち、私がこの星を支配できる。」
リリー「…」
リリーは沈黙を貫き通した。
エリヤ?「じゃあ私の手で楽に殺めてあげる、感謝なさい?」

私はリリーに近づいた。
私の手がリリーの首を絞めた。


エリヤ「…はっ!!!!!!」

…また嫌な夢を見たみたい。

エリヤ「…最近こんな夢ばっかり。」
エリヤ「あーあ、こんな怖い夢見たくないのに…」

…そういえば、今、何時だろ?
エリヤ「…午前…4時!?」
嫌な夢を見たからか、早い時間に起床しちゃった。
エリヤ「まだ眠いし…もっかい寝ようかなあ…でも…嫌な夢見るし…」

エリヤ「…よし、寝ないことにしよう。」
エリヤ「うんうん、嫌な夢は見ないことに限る!」

???「ねえエリヤ、起きてる?」

あっ、リリーだ。

エリヤ「うん、起きてるよ!」
私は元気良く答えた。
リリー「大丈夫?さっきからすごいうなされてたけど…」
エリヤ「…うん、大丈夫。」
エリヤ「ってかリリー、もしかして起こしちゃった?」
リリー「大丈夫大丈夫、さっ、ご飯の支度しよっか!」

リリーはいつもと変わらない笑顔で答えてた。

Re: 命が星を焦がす時 ( No.3 )
日時: 2021/05/05 12:28
名前: 大根味噌煮(省略) (ID: T3oqfZAk)

リリー「ふう…お腹いっぱい…」
エリヤ「うん…そうだねえ。」
久しぶりにお腹いっぱい食べた。
美味しかった。

リリー「あ、そういえばエリヤ、入学手続き済ませておいたよ」
エリヤ「うん、わかった、いつから入学だっけ?」
リリー「えーっと、2週間後」
エリヤ「そろそろ入学だねえ…」

私は2週間後にリリーが入学してるポートリア学園に入学する。
ポートリア学園には、対 幻魂獣ゲンコンジュウに特化している生徒がいるらしい。
…でも、私は霊魂を持っていないけど、ホントに大丈夫かな…?

エリヤ「ねえ、リリー、私、霊魂持ってないけど…大丈夫なの?」
リリー「あー、多分大丈夫、物理での訓練をすることもあるから」

幻魂獣には霊魂しか効かないのかと思ってた。
普通に物理も効くんだ…。

リリー「あっ、そろそろ登校の時間だ。行ってくるね、エリヤ。」
エリヤ「うん、いってらっしゃい!」
リリー「行ってきます!」

エリヤ「さーて一人の時間だ!何をしよっかな?」
エリヤ「あっ、そうだ、久しぶりに外に出てー」
私が外に出ようとした瞬間、家の外から大きな地響きがした。

Re: 命が星を焦がす時 ( No.4 )
日時: 2021/05/09 00:46
名前: 大根味の味噌煮(更新サボってすみません) (ID: T3oqfZAk)

エリヤ「わわわっ!?」
かなりの地響きに驚いてしまった。
一体外で何が起こったんだろう。
エリヤ「んー…、あれ…は…」
エリヤ「幻魂…獣!?」
窓から外を覗いてみると、そこには左手がトロンボーンのように変形していて、まるで蛙のような見た目の幻魂獣がいた。

「幻魂獣だ!!」
「逃げろ!!殺されるぞ!!」
外から大きな声で叫ぶ声が聞こえる。
「ヴア…アア…?」
幻魂獣が声の方向へゆっくりと進み出す。
幻魂獣が進むたび、ドスン、ドスン、と大きな音が響く。
「や、やだっ、死にたく、死にたくない…」
「助け…助けてっ、助けて!」
外から悲鳴が聞こえる。
「ヴグ…グラ…ラ…」
幻魂獣が何かを叫んでいる。
「ラ…ヴェ…」
その瞬間、近所に建っていたマンションが盛大に崩れ、噴水のような血飛沫が辺り一面に散乱した。
それと同時にとても不快な音が響いた。
エリヤ「ゔ…ゔえっ…」
不快な音、噴水のような血飛沫、そして血の匂いから吐きそうになる。
エリヤ「ゔ…に、逃げなきゃ…」
ゆっくり立ち上がる。
エリヤ「何か護身用の物は…」
その時、流し場の近くにあった包丁が目についた。
エリヤ「包丁…包丁でも良いかな…?」
とりあえず包丁を持ち出して扉をゆっくり開ける。
左右を確認し、足音を立てずにゆっくりと幻魂獣と反対の方向に進む。
生臭い鉄の匂いがする。
エリヤ「避難所は…こっち…かな?」
早足で北の方向に進む。

「ゔヴ…グ…カ、カルル、カルマー…」
幻魂獣が何か叫ぼうとしている。
早く…早く逃げなきゃ…。
その時だった。
後ろから、大きなトロンボーンの音が聞こえた。

Re: 命が星を焦がす時(題名が定まりません…) ( No.5 )
日時: 2021/05/10 21:40
名前: 大根味噌煮 (ID: T3oqfZAk)

エリヤ「ッ…くっ!」
耳が弾け飛びそうなほどの音量、体が吹き飛んでしまいそうな振動。
素早く、そしておぞましい音が私の耳の中でこだまする。
エリヤ「アアァッ!!!!痛い!!痛いっ!!」
鼓膜が弾け飛びそうなほど酷い。
エリヤ「っ…止めなきゃ…っ」
気が狂ったのか、私はゆっくりと幻魂獣のトロンボーンへとゆっくり近づいていく。
ゆっくり、ゆっくりと。
エリヤ「うっ…ぐっ!」
耳から血が出てきた。
やばい、とにかくやばい。
エリヤ「っっ…!!」
気を失いそうになるが、なんとか自我を保つ。

ゆっくり、ゆっくりと幻魂獣に近寄る。
なんとか幻魂獣のトロンボーンへと近づいた時には、もう何も聞こえなくなっていた。
振動による痛みが体を蝕む。
エリヤ「こ…れでっ…」
包丁をトロンボーンに突き刺した。
「ヴ…ヴググ…ヴアアアアッ!!!!!!!!」
幻魂獣はトロンボーンを右手で押さえ、突然トロンボーンを右手に装着し、そのトロンボーンを私に投げつけた。
「っ…!!」
死を覚悟した。
目の前が真っ黒になる寸前、見覚えのある人が見えた。
その人は口を開けて、私に何かを伝えた。
でも私にはわからなかった。

Re: 命が星を焦がす時(題名が定まりません…) ( No.6 )
日時: 2021/05/14 20:09
名前: 大根味噌 (ID: T3oqfZAk)

…うぐっ、頭が痛む…。
…私、死んだのかな。
…ここ、どこだろ。
天国、かな?

…いや、違う。微かに感じる手の温もり。
ここは…。

「エリヤ!!大丈夫!!」
突然大声で私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
…あれ?私鼓膜破れたよね?なんで聞こえてるの???
リリー「エリヤぁ…心配した…」
リリーが涙を流した。
エリヤ「あの時はどうなるかと思ったよ、まさかトロンボーンを投げつけられるなんて…」
エリヤ「うぐっ、頭が…」
リリー「全治3週間だって、安静にしてって。学校の方には連絡しておいたからね。」


ーふう、あの時はどうなるかと思った。
死ぬんじゃないかって思った。とーっっても怖かった。
でもこれからポートリア学園に入学するんだし、こんな怖気ついていられないよね。
よーし、治療とリハビリ頑張ろう!!


〜Chapter Ⅰ 夢を追って〜


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