ダーク・ファンタジー小説

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親友が死んだ日
日時: 2021/06/10 18:04
名前: ミーム (ID: DDFnv65F)

どうも

ミームです

初投稿です

死の表現があります

Re: 親友が死んだ日 ( No.1 )
日時: 2021/06/10 18:04
名前: ミーム (ID: DDFnv65F)

20◌◌年 1月1日 午後4時02分

持病を持っていた親友が死んだ

幼稚園から一緒だった

長くてきれいな黒髪で、澄んだ声で、誰にでも優しくて

笑顔が可愛かった、親友

友達ができなかった私に話しかけてくれて、

相談にも乗ってくれて

一緒に遊んだりした

初めての友達

親友は小学4年生になって、病気が悪化して、

学校に行けなくなった

ほぼ毎日お見舞いに行った

喜んでくれてた顔が忘れられない

私と親友は、中学生になった

同時に病気ももっと悪化した

時々、病室に入れないときがあった。

何回も手術したって言ってた。

…辛かった

そして、中学2年生になった

クリスマスの日

お見舞いに行くと、凄く痩せていた

食欲もなくなって、一日中眠っていることが多くなったって

看護師さんから聞いた

私は怖くなった

だから、お見舞いに行くたび

「いなくならないで」って言って

手を繋いであげた

――――――――――――――――――

元日

親友の誕生日だったので、サプライズを考えた

親友の大好きな「ガマズミ」という花をあげることにした

ガマズミは、白くて、とてもきれいな花だった

親友にぴったりな花だ

病室に行くと、親友は目をうっすら開けていた

起きている

今しかないと思った

「早く治るように」と言って、親友の手の中にガマズミを包んだ

そしたらとても喜んでいた

うっすらと笑って、小さな声で私に言ってくれた




「忘れないでね」








持病を持っていた親友が死んだ


『 ガマズミの花言葉・「結合」「私を無視しないで」「私を見て」 』





『 「無視したら私は死にます」 』


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