ダーク・ファンタジー小説
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- 世界の定め
- 日時: 2021/06/14 20:35
- 名前: ユリ ◆XBSA37v.sg (ID: HAhG.g1E)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13069
こんにちは!ゆ~りんです!(ゆ~りんはあだ名)
始めて書く小説ですので、下手ですが最後まで読んでくれたら光栄です。
~登場人物~
〈神尾 裕美〉
この世の定めを知っているたった一人の人間。死の精霊でもある。
〈林 杏〉
裕美の幼なじみ。
〈林 勇太〉
杏の弟。
≪目次≫
プロローグ >>1
第一話 いなくなる。 >>2
第二話 違反 >>3
あとがき >>4
- Re: 世界の定め ( No.1 )
- 日時: 2021/06/13 22:26
- 名前: ユリ (ID: HAhG.g1E)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13069
プロローグ
みなさまは、この世の定めを、知っているだろうか。この世の定めとは、この世の人数が決まっていることである。たとえば、子供が生まれれば、老人がひとり死ぬ。そういうことだ。これを忘れないでほしい。そして、死の精霊と死神の違いは、死の精霊は死ぬ人数を管理する者のこと、死神は、死んだ人を天国におくるか地獄におくるか決める人だ。閻魔大王は、あるとき死神と争って負けた。だからこの世界に閻魔大王はいない。
- Re: 世界の定め ( No.2 )
- 日時: 2021/06/14 19:56
- 名前: ユリ (ID: HAhG.g1E)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13069
第一話 いなくなる。
神尾由美です!こんにちは!今日は成人式で、今は成人式が終わって、幼なじみと帰ってる所。幼なじみとは杏ちゃんのことだよ。でも今、杏ちゃんは真っ蒼な顔してお母さんと電話で喋ってるんだよね、なに喋ってるんだろ、気になる~。あ、電話切ってこっち向いた。
「裕美ちゃん、大変なの。私の弟の、バカたれの、勇太が……。いなくなったの!?」
「ええええぇえ!?」
勇太君は、年齢三歳。迷子になったら、即、車に轢かれて、さよならだよ!?
私は、死の精霊で、時間を止めたりもできるんだけど、こういう命関係では時間を止めてはいけなくなってるの。理由は、人数がおかしくなるから。人がひとり死んだら、人がひとり生まれる。もしかして、今日は私の家のきょうだいが生まれる日。そのために、勇太君が死ぬってこと!?
しょうがない、これは私の自己責任よ。まず、勇太君がどこにいるかを力で調べる。そのためには、見られない場所じゃないと。
「どうしたの?裕美ちゃん。何か思いつめてるようだけど。私のことだけど、探してくれないってい
うお願い、やっぱり無理かな?」
「いや、絶対に見つけてみせるよ。そうだ、おトイレってあるかな。ちょっとおトイレ行きたくなっ
ちゃった」
「そうだね、行ったときにシャ―だなんてかっこ悪いもん。そこを左に曲がったら、コンビニがある
はずだから、そこの中にどうせあるよ。それ使わせてもらいな」
「うん。ごめんね。私は東の方を探すから、西の方を探してて。頑張ろうね」
「うん。よろしくね。本当にごめん。気楽な宿泊のつもりだったのに」
「大丈夫。じゃ」
「見つけたら連絡頂戴ね」
「あのばかたれ」
アハハハハ……。ばかたれって。
えっと、左に曲がったらコンビニね。本当だ。
カランカラン。
「いらっしゃいませ」
ごめんなさい、定員さん。今日はおトイレだけなんです。
「おトイレって、どこですか?」
「ああ。奥にありますよ」
奥…奥……。本当だ。
ガチャ。
うっ、コンビニのトイレ、くっさ!!しょうがない、魔法魔法。
「勇太の場所」
脳内に映像が流れだした。ここは、あ、このコンビニの近くだ。でも、コンビニの近くって車超走ってたよね。ああ!?轢かれそう。次は、時間を止める魔法ね。
「時間よ、止まれ」
私が違反をしていることは、分かっている。でも、私の家族が生まれるせいだ。どっちも助けたい……絶対に連れださないと!!!
- Re: 世界の定め ( No.3 )
- 日時: 2021/06/14 20:36
- 名前: ユリ ◆XBSA37v.sg (ID: HAhG.g1E)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13069
第二話 違反
時間を止めたら、すぐに外に出る……!!
私の魔法は、まだ上手く使えていない状態なの。だから、時間が止まるのにも制限がある。
私の制限は……。長くて五分。短くて三分。だから、最低のことを予測して三分以内に行かなければならないんだ。
時間を止めたら、みんな固まっているように見える。それを移動させたら、テレポーテーションのようになってしまうから、ダメって言われてるんだけどね。窓を開けて、外に出て……。ドアは時間が止まってるから開くわけ無いでしょ。そして右に行った所で……。げっ!!
勇太君が、車にひかれそうになってる!?
じゃあ、移動させて、すみません、杏ちゃんの家におじゃましま~す。勇太君の部屋、分からないからリビングにでも置いておこう。じゃあ、怪しまれるからさっさとコンビニに戻らないと。
今は一分経過。まだ二分もある、余裕余裕。のはずだった。私が道路を渡って、ひこうとしていた車の前を通ったとき、なんと、まだ二分も残っているのに時間が動いた。
私は、そんなにすぐには魔法を発動できない。ああ、ばれたんだ……。そう思った。
そして、私はひかれて気を失った。
ここは……。どこ?私は、なにをしていたの??ここは、確か天国に行くか地獄に行くか決める裁判所よね。そして、多分決められるのは私……。ああっ!そうだ!!私は、違反をして、車に撥ねられ、多分そのまま死んだんだね。
カンカンカン!!
なにかを叩いた音……。裁判が始まる合図ね。さぁ、どうなるんだろう。
「これから、第364回、精霊裁判を始めます。罪は、人を動かした罪と、人間界の人数をごちゃごちゃにした罪、二つです。一つはまぁ軽い罪ですが、人数に関することは、いっさい封じられているはずです。それを犯したことによって、なんらかの罪を与えなければなりません」
ザワザワ、ザワザワ。
観覧席からの、どよめき。どうせ、そんな大罪を起こす者がいたのか!?っていう感じに思っているのでしょ。
「では、罪人。否定文を言ってみなさい」
めんどくさいな。否定文ってなによ。まぁ、適当なことを言えばいいのね。
「私は、大罪を起こした、悪いことだ、それは分かっているので、処刑されてもいい身です。ですが、これだけは守っていただきたいルールがあります。それは、私が助けた男の子に、手を出さないこと。そして、その男の子を殺そうをした訳は、私のお母さんが、赤ちゃんを産むから、そのためにわざと事故を起こさせ、人数を保とうとしたのでしょう?だったら、私がこのまま死んで、母親の赤ちゃんは、私の人数の代わりにやってください。それなら、出来ないことも無いでしょう?」
「う~む。いいだろう。その思い、良い人しか抱かない思いだな。判定は、天国だ。ゆっくりするといい。気持ちいい所だろうからな」
「神尾 裕美は、天国へ行かせることにする!!」
カンカンカン!
また何かを叩く音。私は、天国か。まだ、生きたかったなぁ。お母さん、お母さんが産む子供を、私だと思ってくれますように。
世界の定め ~完~
- Re: 世界の定め ( No.4 )
- 日時: 2021/06/14 20:34
- 名前: ユリ ◆XBSA37v.sg (ID: HAhG.g1E)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
あとがき
ゆ~りんです!最後まで見てくださったみなさん、ありがとうございます!!
もう歓迎の限りで……。
世界の定めは、面白かったでしょうか?最後は面白いとは言えないかもしれませんね。
ゆ~りんはあだなですが、ゆ~りんって呼んでくださいね~。
じゃあ、また他の小説を書いた時は、見てくれたらいいなって思います。
ありがとうございました!!
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