ダーク・ファンタジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

「死にたい」と送られたから「死ね」と送った。
日時: 2021/06/15 23:03
名前: ジョン (ID: HfS/slXT)

 「死にたい。」と友人からLINEで送られてきた。僕は冗談だと思った。大体、死にたい奴が他人に相談してくる余裕なんて無いだろう、と考えていたから。僕はメールを返した。「死にたいなら、勝手に死ね」と。翌日、担任の先生によって彼の死を伝えられた。はっきり自殺とは言わなかったが。  
 
 僕は夢を見ている気がした。現実味が湧かなかった。すると突然、私は不安に襲われた。もし、警察に自分と彼のやり取りが見られてしまったら、真っ先に自分が自殺を促したと疑われる不安である。私は、気分が悪くなったと担任に伝え、保健室へ向かった。

 友人の死が受け入れられなくて、気分が悪い、と保健室の先生に伝えると、気分が落ち着くまで休んで行きなさいと言われた。その際、僕は、1番窓際に近いベッドを借りることにした。もしもの時に逃げやすいからだ
。僕は警察に捕まるぐらいなら、自分から自首してやると考えた。 
 

Re: 「死にたい」と送られたから「死ね」と送った。 ( No.1 )
日時: 2021/06/17 00:21
名前: ジョン (ID: HfS/slXT)

 自首というのは、犯人が分かっていない状況でないと、効果がない。警察が犯人を分かっていて、自ら名乗り出るのは出頭だ。というか、自分がきっかけで自殺をしたのかもわからない状態で自首するのは、おかしくないか?でも、警察が自分とのやり取りを見たら、きっと真っ先に自分がきっかけで彼が自殺したと考える。腹を括るしかないか。  

 私は彼の家に向かって、窓から抜け出した。その途中、誰かの置きっぱなしにした靴を勝手に履いた。靴下だけじゃ、足は守れないためだ。私は走った。遅刻しないよう、学校に向かっているように。これが学校の遅刻だったら、どれほど良かっただろうか。 

 東側の校門を抜けようとした時、私は焦った。校門の前に、挨拶運動を促す生徒会の生徒達が、校門の両端にいるからだ。私は遠回りし、北の校門を飛び越えた。
 


Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。