ダーク・ファンタジー小説

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顔のアザは一生消えません
日時: 2021/07/09 11:29
名前: ユア (ID: kaDNG7L3)

私の名前は、青木藍菜、今絶賛片思い中の男の子に告白したら振られました。そりゃそうだよ、私の顔には赤…いや?赤紫色の痣があるから、別に親に殴られている訳では無い、生まれつきある。そのせい?いや私の、性格のせい?わかんない。わかんないよ。ねぇ、教えて?

ピーンポーン
誰?お母さんは、お買い物に行っていないし、お父さんは、仕事だし、弟…どうせ扉開けて貰えないし、私が出るか…
アザのせいで、人前に出たくないのに
ガチャ
藍菜「はい。」
「ひっ!」
「あ、ご、ごめなさい。お母さん居るかしら?」
藍菜「買い物に行ってるのでいません。」
「あ、あぁ、そう、じゃぁこれで失礼するわね」
そう言って、おばさんは速やかに帰って行った。
だから、だから嫌なんだよ!このアザ…。いなくなれ、アザなんていなくなれ!
あぁ、バカ…何言ってんだろ。どうせ、どうせ願った所で叶えられないのに…
気分が悪くなってきた。外に出ようかな…いや…どうしよう。でも数日外に出れてないから、少しだけでも日を浴びよう。人気の少ない公園なら大丈夫かな?
支度しなきゃ

藍菜「行ってきます」
バタン

Re: 顔のアザは一生消えません ( No.1 )
日時: 2021/07/08 23:01
名前: ユア (ID: kaDNG7L3)

藍菜「暑い…」
それもそうだ、今は8月なので、結構な暑さである。
移動中
藍菜「着いた」
今日も人気は少ないものの、ベンチで冷たい飲み物を飲んで休憩している、子供や大人がいた、
正直いって人間が1人でもいたら、もっと気分が悪くなる
まぁいい。今日は木陰で人がいないベンチに座ろう
藍菜「ふー」
暑いと気持ち悪くなるな…
飲み物…こんなに暑いと思ってなくて、持ってきてない…買いたいけどお金もないし、人がいるからな。
我慢するか

ん?なにあのおじさんこっちに来てない?こ、怖い何?
金縛りにあったように私は動けなかった
おじさん「ねぇきみ」
藍菜「な、なんですか?」
おじさん「おじさんがいいものあげるよ」
藍菜「いい…もの?」
おじさん「そう。この瓶だよ」
藍菜「なにこれ…」
瓶の中には黄緑色の何かが入っていた
おじさん「これを飲んで寝たらね、願っていた事が夢で出てくるんだよ。」
藍菜「願っていた事?」
も、もしかしたらアザの事も…?
おじさん「目が覚めたら「もう一度だけ見させてください」というんだよ、はいこれ」
藍菜「わっ!」
おじさんは瓶を、私の方へ投げた
危ない…

藍菜(これを使えば皆、私のアザを見なくなって幸せな時間が過ごせる?それに、こんな世界じゃなくて、外国の人々に生まれたかった、そしたら少しでも受け入れてくれそう…)
そう思って藍菜は家へと帰って行った
藍菜「よ、よし。飲もう…」
黄緑色のなにかは少し苦くて美味しくなかった
藍菜「うえ…薬の、味みたい…」
効果はすごくて飲んで数分したら眠気がきた
藍菜「眠くなってきた…ほんとに、アザが消えてたら…いい…な…」

Re: 顔のアザは一生消えません ( No.2 )
日時: 2021/07/09 10:38
名前: ユア (ID: kaDNG7L3)

藍菜「ん…?」
はっ!ここは?街並み的にはレンガが多くて、外国の家みたい…もしかしてほんとに夢が叶った!?
それより私の見た目、ピンク色のフリルでとても可愛い服だった。現実の私ではきれない服だな…
それよりここどこ?
少し歩いてみるか
藍菜「うわぁー!綺麗!」
服屋さんの窓で、自分の顔を見たら…やばい!
髪の毛は黒色で目の色は赤…それに色白だし!それに!アザもない!
嬉しいけど…ほんとにここ、どこ?

Re: 顔のアザは一生消えません ( No.3 )
日時: 2021/07/09 11:52
名前: ユア (ID: kaDNG7L3)

ヒソヒソ
「あの子!髪の毛が黒よ?それに目も赤だし、悪魔じゃないの?!」
何?皆が私事見てる…やだ。私を貶すように見ないで?酷い、せっかく…アザを消せたのに…なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?
嫌だ…怖いよ。夢の中でも、なんで?貶されるの?嫌だ。いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!
?「お嬢様!」
藍菜「?」
?「お嬢様!どこにいらっしゃってたんですか!?あれほどその外に出るなと、言ってたでは無いですか!ほら!帰りますよ!」
藍菜「五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い五月蝿い!だまれ!なんであんたなんかに縛られなきゃ行けないのよ!どっか行け!二度と顔見せないで!」
「悪魔が、叫んだわ!今日は世界の終わりかしら…」
「急いで帰りましょ!悪魔に呪われるなんてごめんだわ!」
?「お嬢様…」
あ…なんで?私、自分の意思ではないのに
叫んじゃった…あははははははははははは!はは…あれ?涙か…おかしいな〜?涙腺は切っといたはずなのに〜。おかしい、全ておかしい。ねぇ、早く早く早く早く早く目覚めてよ。
?「お嬢様…さぞかしお辛かったでしょう。民の目もありましたし…」
と言って、私を抱きしめた
藍菜「ねぇ、急だけど貴方の名前は?」
?「私ですか?私はフェアリーでございます」
藍菜「私の名前は?」
アリー「お嬢様の、お名前は、アリーシャ様でございます」
アリー「さ、お嬢様、戻りましょうか」
藍菜「うん」


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