ダーク・ファンタジー小説

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短編 ある男の話
日時: 2021/08/22 23:02
名前: ケイ (ID: HfS/slXT)

 私はそれなりに裕福な家に生まれました。
食べ物に困ったことも、いじめを受けたこともない。良い親にも恵まれ、実に幸せです。
 しかし、私は、この人生に満足していませんでした。周りの人々が、過去の戦争や現代の世界情勢を知ってから、醜く見えてきました。けれど、私は悲しいとか可哀想だとは思いません。
 なぜなら、若い頃から「私の意見」を持っていなかったからです。そこにリアルティを感じていないからでしょうか。なんとも思えない感情だけが残ります。 
 親に相談できず、もう17年も生きてしまいました。未だに自分の考えが持てない私は、真似することにしました。有名な人、家族の話し方や考えるヒントを得られそうな本を読み、なんとか今を生き続けています。 
 きっと正解などないことはわかっていながら、なぜ答えを見つけようとするのでしょう。 
 


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