ダーク・ファンタジー小説

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SPYA ASASINN
日時: 2021/10/17 16:22
名前: もやし (ID: NdgXheZW)

小説カキコで自己的初の長編小説です。プロットの量は驚異の百均のノート3冊分!

ねってねって作り上げたこの作品。よければ読んでみてください

それでは-------------------------どうぞ






 
北暦壱年よりも更に前のまだオリュンポスの神々がいた頃。

オリュンポスの神たちは、生き物の能力付けをエピメーテウスに委ねた。

犬には、鋭い嗅覚。鮫には恐ろしい牙。

そして人には、「光」と「闇」の能力が与えられた。

その時から何万年かたった今、

光は、火や水、風、雷……とどんどん派生していった。

闇は、人々の嫌悪や狂気などの心の中の闇につけ込む「ウイルス」となっていた。

ウイルスは、人々の闇を暴走させ、「人の偽物」(ドッペルゲンガー)となっていく。

この世に悪意がある限り、ウイルスは滅びない。

今、光と闇の恐ろしい戦争が始まろうとしていた。

――十年前――

 あの頃からだ……俺のすべてが歪みだした「引き金」(トリガー)は。

義母「宗砥! お前なんてうまれなかったらいいのよ」

宗砥「ごめんなさい……ママ」

義母「そんなこと言ってる余裕があるなら、さっさと出ていけ気持ちの悪い」

俺の義母はいつも俺のことを否定し、一ミリも愛してくれない。

俺は、二年前に母を亡くし、ずっと義母に引き取られていた。

『やめて』と言ったり言い返したらすぐに殴られる。

自分は二十四時間ずっと監視されているため誰かに助けることはもちろん、自由でもない。

口だけは、悲しいように演じているが、捨てられそうになっている今はとても嬉しい。

義母「さようなら どこかで野垂れ死んどけばいいのよ」

義母は玄関の扉を持ち、俺を蹴っ飛ばした。

宗砥「うん……バイバイ」

と俺は出ていきすぐさま、横に走り出した。

宗砥「お腹減った……」

とは言ったが、ポケットから義母から奪った携帯を取り出し、地図を開いた。

一ついくところの案がある。『太牙』の家だ。

宗砥「太牙の家ってたしかこっちだったよな……」

とうろ覚えの道をずっと進み続けた。

全くご飯を食べていないのと夜寝れなかったせいで、くらくらしていた。

そのせいか、いつの間にか見たこともないところにいたのだ。

宗砥「ここは……」

人口が多すぎて吐きそうだったので、路地裏に行き、一人でうずくまっていた。

その時、誰もいないはずの路地裏から、声が聞こえた。

未来「おい、チビ何してんだ? 家族は? 家は?」

ヤンキーのような中年の男に声をかけられた。

未来「ん? 目元に傷……もしかして戦闘狂? 」

凌馬「いやいや……違うでしょw」

俺は『この人達誰? 』と思いながらもその場しのぎに適当なうなずきだけ返した。

未来「おいチビ 名前は? 」

宗砥「宗砥……禿妥宗砥(とくだしゅうと)」

未来「そうか宗砥。 俺は細川未来 あー君も暗殺者(アサシン)にならへん?」

とあったこともない男から衝撃の質問が来た。

宗砥「え……こんな僕が こんな弱いのに」

未来「宗砥~違う。 君が弱いんじゃない。 君の心だよ」

急に深い話をされたので、このあとは聞かずに、『なりたい』とだけ適当に答えた。

未来「そうか……なるか。じゃあよろしく! 」

というと俺はこの人に連れられ、倉庫らしきところに連れて行かれた。

宗砥「何するんですか?」

未来「『祝う』んだよ君の加入を」

俺は目を点にして男の人の方を見た。

未来「じゃあ禿妥宗砥の加入を祝って~カンパーイ」

ここから十年、自分を覚醒させる特訓をした。

滝行だったり、刀を振る、一日中走ったり、実戦でやってみたりと。

そして十年後、人生の繁盛期が始まろうとしていた。

SPYA ASASINN 弐話 ( No.1 )
日時: 2021/10/20 19:30
名前: もやし (ID: NdgXheZW)

初の長編作品!

期待の第二話 スタート!

                 前回の復習
義母に家から追い出された少年。『禿妥 宗砥』さまよい果てたその果には、謎の暗殺者集団に遭遇。その暗殺者集団に引き取られることになり……

――十年後――
 
 あの日から十年のときがたった。みんなの風格や、周りの景色は変わっていた。

未来『宗砥! 朝練だ ついてこい』

宗砥『ハッ 隊長! 』

というと、俺を、基地の中央に連れて行った。

ここは訓練所だ。

防音壁や丈夫な壁が貼ってあるため、どんなに戦っても大丈夫だ。

俺たちはここでいつも訓練をしている。

十年間ずっと続けていたけれど、一体何と戦うかは全く知らない。

宗砥「隊長……一つお伺いしたいことがあるんですが……」

未来「ん? 構わんが……何の話だ」

宗砥「俺たちは一体何と戦うんですか?」

と俺は確認程度で聞いたが、そうだとは思わないような顔で隊長は返してきた。

未来「……わかった。話そう」

北暦壱年よりも更に前のまだオリュンポスの神々がいた頃。

オリュンポスの神たちは、生き物の能力付けをエピメーテウスに委ねた。

犬には、鋭い嗅覚。鮫には恐ろしい牙。

そして人には、「光」と「闇」の能力が与えられた。

その時から何万年かたった今、

光は、火や水、風、雷……とどんどん派生していった。

闇は、人々の嫌悪や狂気などの心の中の闇につけ込む「ウイルス」となっていた。

ウイルスは、人々の闇を暴走させ、「人の偽物」(ドッペルゲンガー)となっていく。

この世に悪意がある限り、ウイルスは滅びない。

今、光と闇の恐ろしい戦争が始まろうとしていた。

という内容のことを返してきた。自分は意外なことで、唖然としていたが、周りの人に、背中を叩かれたので戻った。

隊員一「おい宗砥。任務が入った。十年いたが初任務だろ」

宗砥「に……任務」

ついにこの時が来た。今すぐ行こうと思った矢先に、なぜかさっきの隊長の言葉。

『そして人には、「光」と「闇」の能力が与えられた』という部分がひっかかり、なぜか希望を持ってしまった。

――次回予告――

今の人間たちが持つ能力(ちから)。一体、宗砥は、どんな能力なのか。

そして宗砥の十年いての初任務。そして知る。「人の偽物」(ドッペルゲンガー)の恐ろしさと愚かさ。

今、真実を知る時が来る!

お楽しみに






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