ダーク・ファンタジー小説
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- SCARLET
- 日時: 2021/11/10 20:02
- 名前: もやたろー (ID: NdgXheZW)
赫 赤 朱 紅
赤を示す言葉でもこんなにもあるんですね。
最近は銃撃戦ゲームばっかりやっていて、考えついた物語です。
一様、グロ系の表現はちょくちょくありますけれど……
まぁ……銃弾が、ポンポン飛び交うお話です。(フォー○ナイトを参考に)
:ひとこと:
絵がないのがとても、悔しい。でも、漫画書けないっすけどね。
―キャラクター紹介―
主人公
・スカー.レット
銃:スカーSR
・エル.ポセイド
銃:セルSMG
・レッカ.ソーマ
銃:ボルトSR
・ジュリ.ガッバーナ
銃:クリティカルSG
- SCARLET 壱ノ譚 ( No.1 )
- 日時: 2021/11/10 20:05
- 名前: もやたろー (ID: NdgXheZW)
第三次世界大戦。
本当は起こるはずのなかった出来事。
そんな事が起こってしまったんだ。
自衛隊や警察官。更には一般人まで巻き込む戦いが。
また、一般人には、大量の銃が配られる。
この時、全てを悟った。
『この争い(たたかい)は永遠に終わらない』
また始まってしまった。
少しでも気を抜いていれば、目の前に見えるのは、なにもかもを貫く、銃弾。
相手の攻撃だったり、味方軍の流れ弾。
逃げるところは何処にもなく、止まれば頭を、動いても四肢を。
そんな者がパンパン、発砲されていた。
ライフル、ショットガン、サブマシンガン、スナイパーライフル、ハンドガン……
ときには爆破、ときには貫通。
今、不平等に人の命を奪う闘いが始まってしまう。
- SCARLET 弐ノ譚 ( No.2 )
- 日時: 2021/11/10 20:05
- 名前: もやたろー (ID: NdgXheZW)
ライフル、ショットガン、サブマシンガン……
人を殺す銃器の数々。
ただし、普通なら恐れられていないのだ。
銃を見ることなんて、ゲームかドラマぐらいしかない。
そう、このときまでは、画面越しでしか見たことがなかったのだ。
*
俺は、『スカー・レット』。
レット家に生まれた、末っ子だ。
俺の家族は、五人兄妹だ。
長男の『ホーク・レット』。
次男の『アヴァロン・レット』
長女の『ルビー・レット』
次女の『エラ・レット』。
つまりは、俺は、三男だ。
俺らは、大富豪だった。
そして自分で言っていいのかはわからないけど、優しい。
貧乏人にお金を上げたり。
最後の一つの商品をゆずったり。
だが、もちろんこの優しさは、我慢ゆえのもの。
いつ、誰がこの生活を投げ出すかもわからなかった。
- SCARLET 参ノ譚 ( No.3 )
- 日時: 2021/11/11 18:59
- 名前: もやたろー (ID: NdgXheZW)
貧乏人らは、レット家のことを神と讃えているらしい。
もちろん、この生活は、自分が行ったこと故のものではないが、こう言われると、自分が認められる気がしていた。
高貴なる自分たちに頼る、貧乏人たちを一ミリも汚らわしく思わなかった。
……あの日までは
ある日、レット家に家庭がバラバラになるような出来事が起きた。
国の軍が、戦争をするらしく、俺と、二人の兄。そして父は戦場に。
母と二人の姉は、看護師にまわるよう、指令状が届いた。
その内容は以下のよう。
――指令状――
戦争ノ開始二ヨリ、レット家一同ノ軍ヘノ加入ヲ命令スル。
三兄弟及ビ父ハ戦場ヘノ出世ヲ命ズル。
二姉妹及ビ母ハ看護師役二ナルコトヲ命ズル。
三兄弟及ビ父ハ赤紙取得ノタメ鍛錬所二向カイ、微兵検査ヲ受ケヨ。
二姉妹及ビ母ハソノ場デ指令マデ待機セヨ
- SCARLET 肆ノ譚 ( No.4 )
- 日時: 2021/11/11 19:06
- 名前: もやたろー (ID: NdgXheZW)
戦争。何故そんなことになるのだろうか。
何故関係のない人間が巻き込まれるのだろうか。
そんなことなら夜の数ほど考えた。
人が死に、人が悲しむ。
そんな連鎖なのに。
だがこんなことをつぶやいていたら、戦場に行かなくていいなんてことはない。
ただ今は前を見るしかなかった。
――一週間後――
あの悲劇の報告から一週間が経った。
今は、赤紙を取得し、家族全員が軍服に着替えていた。
剣を持ち。
銃を持ち。
まるでこれまでの平和への誓いは何だったのか。
そう思ってしまう。
何人もの魂が歪み、散る。
そんなことをしても意味はないのに。
そんなことをしても、メリットはないのに。
もし俺が最初から軍なら、今頃どうしていただろうか。
ただの戦闘狂になっていた?
戦闘を反対していた?
いずれにせよ、この闘いは避けれない。
誰がいつどこで『死にたくない』と叫ぼうとも……
- SCARLET 伍ノ譚 ( No.5 )
- 日時: 2021/11/11 20:02
- 名前: もやたろー (ID: NdgXheZW)
こんな事を考えていたら、始まってしまった……
『血と殺戮の争い』が。
ある者は旗をあげ。
ある者は銃を撃ち。
ある者は剣を振り。
俺はこの状況に思わず目を隠した。
何人もの人間が戦っているが、何のために戦っているかわからない。
「旗を掲げろ! 」
逃げる人は誰ひとりいなく、全員が戦っている中、何人もの人間が旗を抑え、掲げる。
それと同時に旗を掲げた中心の人々は、撃たれ、そこれへんに転がっていた。
『何故そんなことをする? 』
俺は、銃を持ち、敵軍を狙うが……
もちろん撃つことは出来ない。
そして俺のことを気にせず撃つ仲間、敵。
俺の足元には血が滴り、人間が倒れている。
「もう……やめてくれ」
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