ダーク・ファンタジー小説
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入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- R.P.G.
- 日時: 2021/11/15 18:55
- 名前: もやたろー (ID: NdgXheZW)
ってことで皆さんまたまたこんにちは。
まじで最近、老眼、物忘れ、腰痛がきついんですよ。
未成年なのにねwww
学校に、公文……
そんな疲れをもちながら書いた作品です。
楽しんでもらえると嬉しいです。
――目次――
1.第零話 始まり 前編=>>01
2.第零話 始まり 後編=>>02
3.第一話 走馬灯(クリムゾン・ドリーム)=>>03
- R.P.G. 第零話 始まり 前編 ( No.1 )
- 日時: 2021/11/15 18:46
- 名前: もやたろー (ID: NdgXheZW)
『グサッ』
周りに刃物が刺さった音が鳴り響く。
あの人でもない。あの子でもない。
「……丈夫かい? 」
と探していると、焦った顔をした、知らない人が俺にこう聞いてきた。
俺はなんとも無い。
なのにこの人は、心配ばかりする。
「本当に? 我慢しなくていいんだよ」
とこの人は、何故か俺の腹を指差す。
「腹? 」
と俺は腹を触った。
別に痛くも痒くも何ともなかった。
ただ、何か液体が手についていた。
「ん? 何か……」
と違和感を覚えたので俺は、手を実際に見た。
「赤い……ッ」
赤いことを確認した瞬間に俺の腹が刺されたように傷んだ。
『血だ……ナイフ……俺が、刺されたのか』
また、俺の腹には、刃物も刺さっていた。
『クソッッ死ぬのか? 』
と言っていると、俺は、頭を床に落とし、意識は暗闇に吸い込まれていった。
- R.P.G. 第零話 始まり 後編 ( No.2 )
- 日時: 2021/11/15 18:54
- 名前: もやたろー (ID: NdgXheZW)
あれからいくつ月日が経ったんだろうか。
何故か傷は全く傷まなく、血どころか怪我のあともなかった。
『あれ? 夢? 』
だが、俺は、見たこともない場所に何故かいた。
「何処なんだここ」
街のつくりは変わらないが、人間が住んでいたところとはかけ離れていた。
家は、崩れ、地面も緩やかではなかった。
そこはまるでお化け屋敷のように気味が悪かった。
「く……臭い」
また、この鼻が焼き焦げるような臭い。
おそらく某漫画の主人公なら死んでいるだろう。
また、空の色も、何か紫がかった色をしていた。
「異世界……もしかして」
俺は転生でもしたのかと思い、俺は近くにあった鏡に顔を写した。
顔は一緒。
また体型も、髪型も。
瓜二つだった。
と俺には、一つだけ思いついたことがあった。
走馬灯(クリムゾン・ドリーム)。
- R.P.G. 第一話 走馬灯 ( No.3 )
- 日時: 2021/12/12 16:59
- 名前: もやたろー (ID: NdgXheZW)
『走馬灯』
それは、人が死ぬ前に見るもの。
一説によると、過去の経験から、今の状況から離脱するためのヒントを得
るためのもの。
だが、こんな過去は一切なかった。
そのため、この説は切り捨てた。
と、背中に何か違和感を感じた。
まるで、押されているような感覚だった。
「ちょ」
と、コケそうになったため、足を進めていく。
こんな事があっていつの間にか、街のようなところについていた。
家が沢山。
光も灯っていて、さっきの荒野とは比べ物にはならなかった。
人は沢山、とても発展していた。
と考えた頃には、背中の違和感が消えていたのだった。
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