ダーク・ファンタジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

嫌だ。
日時: 2021/11/28 12:20
名前: 嫌だ。の作家 (ID: EMf5cCo0)

可野北高校かのきたこうこうに通う星本楓の物語
登場人物

星本ほしもと ふう 女
年齢15歳
人物紹介
元コミ症で今も友達が少ない。


六条ろくじょう 勝人かつと 男
年齢15歳
人物紹介
楓の幼馴染み。友達が多く正義心が強い。

六条ろくじょう 秀人しゅうと 男
年齢15歳
人物紹介
勝人の双子の兄。

江ノえのもと 美佐みさ 女
年齢15歳
人物紹介
楓のことをいじめている1人

佐野さの 志桜里しおり 女
年齢16歳
人物紹介
楓のことをいじめている1人

五十嵐いがらし 菜々子ななこ 女性
年齢 不明
楓の担任の先生

Re: 嫌だ。 ( No.1 )
日時: 2021/11/28 12:14
名前: 嫌だ。の作家 (ID: EMf5cCo0)

ある日の春、楓はとても綺麗な制服で、この可野北高校に入学してきた。
楓は、つい前までコミ症だったのでまだ人と話すことが下手だった。
楓は1年B組になり幼馴染みの勝人と同じクラスになった。楓はすこし緊張して頬を赤く染めながら下を向いて教室のはしっこに立っていた。

すると勝人が、「楓!同じクラスになれたな!」と下を向いていた楓の顔を覗きこんだ。楓はものすごく驚いたまま「うん」といつもの可愛いニコニコ顔でうなずき笑った。
そして五十嵐先生がやってきたのでクラスのみんながイソイソと席に座った。


Re: 嫌だ。 ( No.2 )
日時: 2021/11/29 13:47
名前: 嫌だ。の作家 (ID: EMf5cCo0)

入学式が終わって10日後…
楓はいつものように自転車で学校へ向かっていた。
すると後ろから“リンリン”と自転車の音がして楓が避ける前に後ろの自転車が楓の自転車に衝突した。
楓は衝突と同時に転んでしまい慌てながら立ち「ごめんなさい」と謝った。
後ろの自転車の人は同じ学校に通う江ノ本美佐えのもとみさだった。
美佐は大丈夫そうな顔でニコッと笑い楓に「ねぇ友達になろうよ私、友達少ないから」と楓の手を握り楓の顔をみながら言った。
楓は半分嬉しい気持ちもあったが私なんかでいいのか?という気持ちもあった。楓は悩んだ結果嬉しそうにニヤニヤしながら頭をコクリとうなずいた。

Re: 嫌だ。 ( No.3 )
日時: 2021/11/28 12:49
名前: 嫌だ。の作家 (ID: EMf5cCo0)

そして、楓と美佐は一緒に自転車をこいで学校へ行った
楓は美佐と別れた後勝人の双子の兄、秀人とスレ違った楓は秀人と付き合っていた頃があった。
 
 楓と秀人が一緒に塾に行っていて帰っていた時、秀人は急にコンビニのトイレに行くと、言い楓を1人で帰らしてしまい楓が知らない男性の人に連れ去られそうになったことがあった。幸い通りすがりの男の人が警察に通報したおかげで楓は無事だったが、秀人は“俺には楓を守れない”と落ち込んでしまい別れてしまったのだ。
別れてから秀人とは全然話していなかった。


楓は秀人とスレ違うたびに今度こそ頑張って話しかけようと思っているのだが中々勇気が出なかった。
勇気が出なくなると楓は少し涙目になった。

Re: 嫌だ。 ( No.4 )
日時: 2021/11/29 14:10
名前: 嫌だ。の作家 (ID: EMf5cCo0)

校庭のベンチで両手でスカートを握り、涙目になっている楓のことをみて心配そうに美佐が駆け寄って来て楓の隣に座った。
美佐は楓の背中を大きく擦り慰める。

楓は小学2年生のように泣き叫んだ。

元彼氏でも相手にされなかったらやっぱり悲しいのだ。
勝人が通りすがりにやってきて楓の前にやってきた。

勝人は心配そうにかがみながら、楓の頭を撫でる。
「江ノ本、楓のことは大丈夫だから教室へ戻ってくれ大丈夫だから、、俺がなんとか教室へ連れて行く」と勝人は楓のことをみながら美佐に言った。

美佐は勝人に任せて教室へ戻った。
勝人は美佐が座っていたベンチに座った。
「私まだ秀人のことが好きなのにどうして相手にしてくれないの?私が普通じゃないから?」と
楓は大粒の涙を流しながら小さな声で呟いた。
楓には秘密がある。楓は生まれつき知的障害だった。楓の母親は、支援学校に行かそうとしたが楓は普通の学校に行くと言いなんとかこの可野北高校に入学することができた。この知的があるというのは勝人と秀人と先生しか知らない。

Re: 嫌だ。 ( No.5 )
日時: 2021/11/29 14:19
名前: 嫌だ。の作家 (ID: EMf5cCo0)

「違うよ楓。あいつは前にも言ったけどお前のことを守れないって落ち込んでいるだけだ別に楓のことが嫌いになったワケじゃねぇよっ」勝人は楓の頬っぺをぷにっと人差し指で触れてお尻をベンチから離し立ち上がった。
楓が勝人の顔を見ると勝人は、おいてくぞ という顔をしていた。その顔が楓には面白く見えたのかクスリと優しく口を手で押さえて笑った。


Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。