ダーク・ファンタジー小説
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- 真逆の君
- 日時: 2022/02/16 12:56
- 名前: Kaze (ID: JgiXnGnD)
人類は大きく分けて2種類だ
それは時に大きな差別を生み出す、
-ガチャン-
「いった」
『なにこいつ勝手によろけてててマジダサいんですけどw』
僕の名前は小鳥遊 律 根っからの根暗でコミュニケーションが苦手な男子の中学2年生だ。
勉強は嫌いな方ではなく常に学年のトップ10には入っている。
そしてこのただ群れることしかできない哀れな明るい人々はいつも俺のことをイジメてくる。
だから僕は人が嫌いだイジメられたくないから見て見ないふりをする、僕は人が嫌いだ
今までもこれからも…
『律りつくんこっち、早くあそぼ〜よ』
「うん、今行く」 そう言って僕は走った。
-ザー、ザー-
またこの夢だ 雨の日は必ずと言っていいほどこの夢を見る。
昔の僕は今より明るかったそこまで根暗な方でもなかった。
確か、いつも一緒にいて僕を引っ張ってくれたボーイッシュな女の子がいたけど今は顔も名前も思い出せない。
うーんと頭を傾げてみるも思い出せないので諦めた。
まあ、そんなことは日常の一コマに過ぎない
いつも通り明るい陽キャ達にパシリにされ机を蹴られ、周りのみんなは知っていても知らんぷり、別にもう慣れたいつも通りのことだから、、
明日も同じ生活を送る、、、そのはずだった。
ある日の朝だった
『はーい今日から新しいクラスのメンバーができました。みんな仲良くするように』ある日の朝いつものようにダルそうにした先生が唐突に言い廊下に向かって手招きした。
するととても明るそうな、髪が長い、可愛らしい、女の子か恥ずかしそうに入って来て少し裏返った小さな声で
「こ、こんにちは、、えっと松空 奏です。よろしくお願いしましゅ。」
勢いよく頭を下げたせいだろう最後に噛んでしまったようだ。みんな小さな声に耳を傾けていたところだったのだろうみんな笑っていた。
でもそれは僕に向けられるようなクスクスとした笑いではない、そんなことも知らずに、みんな笑っていてそれが楽しそうで彼女も笑みをこぼした。
僕はその笑顔に惹かれて目が離せなかった。
その時ふと彼女がこちらを見てニコッと笑ったような気がした。
僕はただの勘違いだと思ったけどあれは明らかに僕の方を見ていた、だって僕の方向には欠席や彼女の話を聞くために前へ行っていた人などで僕の周りには誰もいなかったから、、僕は不思議だった、だって彼女とは初めて会ったし僕の記憶が正しければ、見たこともない、、、、なんだったんだろう