ダーク・ファンタジー小説
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- 芯体病院
- 日時: 2022/06/04 14:36
- 名前: 響恋 (ID: CTnI1e47)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13328
-第1章_渡し物-
これは、とある世界線で起きている 少し不思議な、未来のお話───。
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「蒼牝 蝶さん 診察室へお入り下さい_」
その放送を聞いて、慌てて本を片付ける。
「あっ、蝶!」
そう声を掛けられハッとした。
声の主は、絵乃だった。描筆 絵乃。彼女の"芯"は、絵だ。
「ん、絵乃。どうしたの?」
「次の診察、蝶でしょ?先生に渡して欲しい物があるんだけど、頼める?」
「良いよ!」
そう言って、彼女から渡された物を持って診察室へ向かう。
ガラガラ…「失礼します」
「蒼牝蝶さんですね。そちらに入ってください。」
部屋の端に置いてある培養ポッドだ。
沢山のコードが繋がっていて、中の物が机の上のモニターに映し出されている。
言われた通り入ると、足元から水が溜まってくる。膝辺りまで溜まったところで、ふと力が抜け、視界が霧に包まれ、いつのまにか眠ってしまった。
目を覚ますと、見慣れない天井が目に入ってきた。
「どこ…ここ?」
分かるような、分からないような。
地面から起き上がり、ドアに手をかける。
「開かない…?」
力を入れようとした途端、音が鳴った。
[ブーッ ブーッ エリアを更新して下さい。]
「今の音…どこから…」
部屋の隅に置いてあった鏡で自分の状態を確認する。
「っ、何コレ?」
首に機械のような輪がついている。ずっと起動していたからか、とても熱い。
(エリアを更新って…へんな首輪も着いてるし、まさか誘拐…?)
そう考えていると、ノック音が部屋に響いた。
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【キャラ紹介】
主人公_蒼牝 蝶 (アオメ アゲハ)
芯/蝶々 性別/♀︎
静かな場所が好きで、花畑の写真を撮るのが趣味。
描筆 絵乃 (カキフデ エノ)
芯/絵 性別/♀︎
漫画や小説を読むのが好き。絵が得意。
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〈後書き〉
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
初の作品なので、おかしな点がありましたら御指摘お願いします。((。´・ω・)。´_ _))ペコリン
もし良いなと思っていただけましたら、感想等コメントして言ってください!(´˘`*)