ダーク・ファンタジー小説

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自殺更生所
日時: 2022/07/07 02:12
名前: 夏芽 (ID: ZmzvuLpA)

人間は嫌いだ。
嘘をつき・人を騙し・自分だけが良い気になる
人の弱みを握り、人を支配しようとする
弱者を虐めて、幸福を覚える
そして、都合が悪い時は記憶が消える
助けを求めても、誰も助けない
最悪の場合、馬鹿にする
腐った人間が上にいる世界
こんな世界からは消えた方が得だ。
僕の前には、縄が吊ってある
自殺なんて、1回しか出来ない経験だからな
大切にしないといけないな
僕は、自分の首に縄を通して 死ぬ準備をした
話では、死ぬ直前に死にたくない気持ちが大量に襲うそうだが
全然怖くなかった むしろ嬉しかった
生きてる意味なんかなくて、死んでる方がマシだった
月は汚く光っているが、興味がない
僕は、最後の工程として
  乗っていた椅子を蹴飛ばした
瞬時に、首が締まる。体が抵抗する。
しかし、心は待ち望んでいたように、安定する。
段々意識が朦朧としていき、抵抗する力もなくなった時
      僕は死んだ

目が覚めると、そこは白い空間だった
何もなく、静寂だった。
「誰もいないのか?」と声をだしてみるが、何も起こらない
ここは、天国なのか?いや、ここは地獄だ
僕の意識が残っているじゃないか
しばらく考えていると、前から男が現れた
その男は黒いフードを被っていて、まさに死神みたいだった
男は、僕の前まで来ると
「そこのバカ 残念だったな」と蔑む
意味がわからなくて「馬鹿だと? もう一回言ってみろ!」と怒る
男は「何度でも言うぜ バーカ バーカ」と挑発する
僕は、男を殴ろうと思い、立とうとした
しかし、上手に立てなかった 何かの呪文か?
と考えていると
男は「お前 首吊って死んだか?」と尋ねてきた
僕は、無言で頷く
すると、男は「じゃあ、当たり前だろ」と笑う。
そして「お前は呼吸が出来ないんだよ 首吊ったから」と当たり前の様に教えてくれた
話によると、自殺者は方法によって、ここの世界に来た時に後遺症が残るらしい
例えば、感電死したら、体が麻痺したり
    飛び降りたら、潰れた部位があったり
そして、首吊りは呼吸が出来なくなる後遺症らしい
そして、この男は天使だった。黒いフードを着ていて、顔が見えない
天使がいるとは驚きだ。
一番驚いたのは、輪廻転生は実際にある事だ
しかし、同じ生物しか無理らしい
そして、この部屋には自殺した者しか居ないそうだ
通常の人間は、死んだらすぐに生き返るが
自殺者は、もう生きたくないので更生させるしかない
ここは、更生所と言った所だ
これは、失敗だ。死んでも地獄は続くのか
「ここにずっと居る事は無理なのか?」と尋ねると
「当たり前だ!1日に何万人死ぬと思ってんだ!」と叱られた
だが、現実には帰りたくない。ゴミしかいないのだから
どうにか、逃げる方法は無いのか考えると
「因みに、俺には死者の考えが筒抜けだからなー」と遠くから声がした
なんてこった! 筒抜けって事は逃げる道は諦めた方が良いのか
また絶望していると
「お前の過去はどうでも良い 早く更生するぞ」と天使に引っ張られた
連れていかれたのは、巨大なスクリーンが置いてある場所だ
天使は「お前が死んだ後の遺族の会話だ」と言いながら、スクリーンを指す
確かに、親が泣いている、友達が「嘘だろ」と驚いている
先生が加害者を調べている
だが、全部遅いのだ。全員に助けを呼んだのに無視したくせに
大事になって、やっと動いたか
多分、僕を思ってじゃなくて、自分の名誉の為だろ
考えれば考える程、吐き気がする
自分の為になると、良く動くじゃないか
加害者の野郎も必死に言い訳を並べて、偽の涙を流す
先生は、それをみて「辛いだろうが、辛抱してくれ」と励ます
怒りと嫌悪で吐き気が止まらない
世間の声が怖いのか、上は金で隠そうとしている
学校全体で、事件を消そうと協力している
クズ野郎ばかりだ! 遂には吐いてしまった
天使は「あー すまない、こんな下衆とは思わなかった」と謝った。
天使はスクリーン室から、僕を連れ出して、色々な所に連れてった
お菓子の家・魔法の国・夢が叶う町・自由な村・そして人がいない世界
僕は、誰もいない世界に関心をもった
ここなら、誰にも会わなくて済む。革命的だ!
僕は「嫌な思いをさせた代償に、この世界に住ませろ!」と天使を脅す
天使は「構わないさ 入って」と入るための鍵を開けてくれた。
扉を開き、辺りを見渡すと
そこは、文字通り何も・誰もいなかった
その地に入って僕は涙を流した 解放されたと思ったからだ
地獄から抜け出せたのだ、嫌な訳がない
そして、数日間僕は1人で暮らした
そして、思った
これが、平和なのかもしれない 他人がいなければ、争いはおこらない
これこそ、僕が望んだ世界だ!僕が目指した世界だ!
嫌な事も、苦しい事も無い、安全な世界
僕は、更生せずに、ずっとここに残る事を誓った
月日が経っていき
1年が経ち・2年が経ち・3年が経ち
そして、数えなくなって100年が経った時に思った
      (寂しい)と
1人は・孤独は・静寂は寂しいと感じた
話す人がいない 遊ぶ人がいない 笑える人がいない
何も無いと思った
その時から、暗闇の恐怖を・孤独の恐怖を知った
争いは生まれないが、協力も信頼も生まない
1人には、デメリットがあったのだ
1人は 無 なのだ
何も生み出さない これが孤独か
寂しさを感じて10年が経った時
僕は 人の温もり が欲しかった
辛い事があっても、前を向ける優しい人の言葉が欲しかった
僕は、扉を開いた
すると、廊下には天使が座っていた
天使は「1人は堪能できたかい?」と笑って質問してきた
僕は「そうだね 堪能したよ」と返した
普通の会話が温かく感じた 懐かしく感じた
人の温かさに感動した
僕は「お願いがあるんだ 僕を転生してくれ」ち天使に頼んだ
天使は「それが俺達の仕事だからな」と笑い、僕を最初にいた場所まで
運んだ。
そして、機械を使って、僕を転送しようとしていた
僕は「ありがとう 気付かしてくれて」と感謝の気持ちを伝える
天使は「礼はいらない これが俺の任務だからな」と返す
転送する直前、僕は「さようなら」と泣きながら叫んだ
天使は手を上げて「二度と更生所に来るなよ」と言った。
そして、天使と別れた
        20年後
僕は立派な成人になった。なりたい職業じゃ無かったけど、楽しく暮らしている
僕は、嫌いな人間がいる。
それは、虐める人だ
僕も虐められて自殺しようとした事がある
だから、僕は友達に話して、対処法などを考えた
今では、楽しく過ごせるようになった
 死にたい時もあるけど、なんとか生きている
確か誰かと、約束した気がするが、思い出せない
そんなに大事な記憶じゃないと思うから、いいや

     ~一方更生所では~
今日も、死亡者が沢山いる
そして、自殺者も沢山 俺自身死んでる身だから、言えないが
命を大切にしてほしい 生きてたら良い事も絶対ある
健全に生きろとは言わない
ただ、生きてくれ そして、人を虐めないでほしい
って 誰に言ってるのかな 俺も歳だな
さて、仕事だ





   {あとがき}
いかがだったでしょうか
初投稿で支離滅裂・内容が分かんない・何が伝えたいの?
が多かったと思います
すいません(謝罪)
この作品は、死んだ人間の構成・対処話です
日本では自殺者が沢山います
今でも亡くなってる可能性はあります
僕自身、友達が自殺未遂した時があり
ちょっとネガティブ思考になりました
え~ 僕の小説が目指しているのは
 僕の小説で悩んでいる方の救いの一手となる
です。
僕の小説は大体前半は暗めです
後半で救うか、そのままか って感じです
僕自身は病んでません
今回のテーマは {イジメ}でした
僕はイジメが嫌いです(良い人では無いです)
加害者は楽しそうに行っていますが、気持ちが悪いです
もし、イジメを受けている方がいましたら
誰かに相談してはいかがでしょう?
今回は誇張して書きましたが、親・先生・友人は
貴方を見捨てません 誓います
もし、頼れないならカウンセラーに相談してください
最近では、電話やメールで話せるカウンセリングもあるので
どうでしょうか?
変な事を書きまくっていますが、簡単に書くと
   貴方は1人じゃないよ
です!
この文章を見て不快に思った方 すいませんでした
以上 夏芽でした~


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