ダーク・ファンタジー小説

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ticket to Death
日時: 2022/07/31 17:05
名前: 睡眠本 (ID: HQL6T6.Y)



「続いてのニュースです。」


「??小学校の男女6名が行方不明になりました。」


「男女6名の両親たちは全員、」


「チケットを探すといったきり、帰ってこなくなった」


「と証言しており_____」









ticket to Death


第1章 1話「証言一致」 ( No.1 )
日時: 2022/08/01 15:41
名前: 睡眠本 (ID: HQL6T6.Y)

「お二人は??ちゃんのお母さんとお父さんでよろしいでしょうか?」

「はい。??の両親です。」

「??ちゃんはどうして行方不明になったのか、心当たりはありますでしょうか?」

「いえ、あまり…。」

「あ、そういえば、チケットを探しに行くと言っていました。」

「どこへ探しに行ったのですか?」

「おそらくですが、学校にいったのではないかと。」

「ほう、それはなぜですか?」

「??は出かけるときに登校用のリュックサックを持って行ったので。」

「学校以外でしたら、お気に入りのバッグがあるので、それを持っていくはずですので。」

「そうなんですね。??ちゃんは誰かと一緒に行くとか、そういうことは言われてませんか?」

「あ、はい。聞いています。」

「誰と一緒に行くと言っていましたか?」

「お隣の家の??ちゃんと行くと言っていました。」

「??ちゃんは無事なんですか?もしかして、??ちゃんも行方不明なんですか?」

プツッ

パソコンの電源を切る音が響く。

プツッ

1台のパソコンの電源をつける。

「お二人は??ちゃんのお母さんとお父さんでよろしいでしょうか?」

「はい。??の両親です。」

「??ちゃんはどうして行方不明になったのか、心当たりはありますでしょうか?」

「はい。??は??ちゃんとチケットを探しに行くと言っていました。」

「どこへ探しに行ったのですか?」

「分かりません。ですが、??が行けるところは限られているので、学校とか、図書館とか、近くの公園、お店くらいしか、行くなと言っていました。」

「それでは、??ちゃんは遠出をしないと?」

「はい。でも、あの子は好奇心旺盛な時期ですから、心配です。」

「そうなんですね。ご協力ありがとうございました。」

プツッ

パソコンの電源を切り、他のパソコンの電源をつける。

同じような内容のニュースを4回聞き、ため息をつく。

「この子たちはどこに行ったんだ。」

警察が捜査をしても見つからない少年小女。

「はやく、見つけなければ。」

コーヒーをすすり、2人の警察は動き出した。

第1章 2話「幼馴染の2人」 ( No.2 )
日時: 2022/08/01 15:42
名前: 睡眠本 (ID: HQL6T6.Y)

学校への登校中

「??ちゃん、本当に探すの?」

「そうだよ!思い立ったらいい日っていうのあんじゃん!」

「それを言うなら思い立ったが吉日ね?」

「というか、そのチケット?はどこにあるの?」

「チケットがあると言われてるのは学校だよ!」

「え、でもさ、ママたちが今頃心配してるんじゃない?」

「だいじょぶだよ!ママには学校で遊んでくるって言ってきたし!」

「そうだといいけどね?」

私達はいつも通っている学校へと足を進める。

「チケットが出現するのは夕方の5時頃なんだって!」

「今から行っても、後10時間あるんだよ?その間どうするの?」

「その間のために、弁当と遊ぶもん用意したんだよ!」

「なるほどね。」

そうこう話している間に学校についた。

「よし!後10時間がんばるぞ!」

「おー!」

私達は残りの10時間を満喫した。

第1章 3話「2人」 ( No.3 )
日時: 2022/08/01 16:28
名前: 睡眠本 (ID: HQL6T6.Y)


チケット探しの1時間前

「なぁなぁ!もうすぐなんだろ?あのチケットってのが現れんの!」

「そのはずだけど、後1時間あるからね。??は落ち着きがないなぁ。」

俺が??にチケットの事を質問すると、??は呆れたように俺を見た。

「そういえば、ニュース見たか?俺たちの学校で行方不明者が出たらしいぜ?」

??に覚えていたニュースの内容を聞きかじり程度に話すと、??も大きくうなずいた。

「うん。見たよ。確か、6人だっけ?」

「そうなのか?」

「いや、知らなかったのかよ。」

知らないというように首を傾げた俺を見た??は大きなため息をついた。

「やっぱりな。??、お前どうせ聞きかじり程度だろ?」

「おうよ!」

「はぁー」

また、大きなため息をついた??に、俺は疑問しかなかった。

「あれ?誰かいるよ?」

??は不思議そうに学校の昇降口に見える4つの人影を見つめた。

「俺たち以外にもいたんだな。チケットの話を知ってる奴。」

「まあ、この学校の7不思議の1つの7番目だからね。知っててもおかしくないよ。」

「だけどさ、残りの6こってなんなんだ?」

「6こ?…ああ、7不思議か。」

「おう。」

「僕、全部は知らないけど、2つなら知ってる。」

「え、なんだよそれ!?教えてくれねえ?」

「いいよ。じゃあ、何番目か、先に教えておくね。」

1つ目の7不思議は1番「時間の少女」。

2つ目の7不思議は4番「死神の鎌」だよ。

1つ目から話すね。

第1章 4話「7不思議の1番目「時間の少女」」 ( No.4 )
日時: 2022/08/01 21:00
名前: 睡眠本 (ID: HQL6T6.Y)


「1つ目から話すね。」

この学校でおきた話らしいんだけど。

その女の子は確か、2年生だったんだ。

女の子は友達と遊ぶ約束をしてたんだって。

この学校にはさ、遊び場があるだろ?

そこで放課後に遊ぼうって約束したんだって。

だけど、友達は一向に現れなかった。

おかしいと思って、女の子は学校の近くにある公衆電話で友達のお母さんに友達は家にいるかって聞いたんだって。

でも、お母さんはこういったんだ。

「友達?私の家に娘はいないわよ?というか、貴方は誰なの?」

そういわれた女の子は泣いて、屋上から落ちて、自殺したらしいんだ。

だけど、不思議なんだ。

後日、警察が女の子の友達の家に尋ねたんだけど、お母さんの代わりに女の子の友達が出たんだ。

そしたら、

「その子、知らない。」

だってさ。

警察もおかしいと思って、女の子の家族や親戚とかに女の子の事を問いただした。

でも、一向に女の子についての情報は得られなかった。

警察が女の子の親戚に質問をしなくなった翌日、2人の警察が死んだんだって。

なんでだろうね?

第1章 5話「7不思議の4番目「死神の鎌」」 ( No.5 )
日時: 2022/08/02 14:42
名前: 睡眠本 (ID: HQL6T6.Y)



「それじゃ、話すね。」

死神の鎌っていう名前が付いたのは、理由があるんだ。

おじいさんが使っていた鎌が死神の鎌って呼ばれるようになったんだ。

別におじいさんはその鎌で人を殺したりなんかしてないんだ。もちろん、犯罪とかは一回もしたことがないんだ。

おじいさんは農業でよく鎌を使うんだって。

草を刈ったりしてね。

いつも通り、草を刈ってたんだ。

それでね、いつもニコニコ笑って交通安全運動で子供たちを見送ってるんだけど、おじいさんは担当の日に来なかったんだって。

体調がよくないのかなって思ったもう1人の担当の人がおじいさんの家に尋ねたんだ。

そしたら、鍵が開いてたんだ。

鍵が開いてるから、そのまま入って、行方をくらませた。

警察が来た時には、鎌が真っ赤な血で染まってたんだって。

そのことから由来して、「おじいさんの鎌」は「死神の鎌」へと変わったんだ。


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