ダーク・ファンタジー小説

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三人組
日時: 2022/08/19 16:01
名前: もんももん (ID: 5VUvCs/q)

生ぬるい息が迫ってくる。自分の心臓がうるさい。
ハァハァハァ。もう何分走っているだろうか。止まっても気配がするから、息抜きの間などない。瞬間、鈍い音がして、顔が泥に漬かったのがわかった。そう。転んだのだ。
どんどん意識が遠のいていく。最後に見た景色には目が1つしかない女が立っていた―――――――

「って言う夢を見たんだよ!本当に!」
「ふ~ん?」
親友の吉本と健一が口角を上げた。彼らとは高校からの付き合いで今日は吉本の誕生日祝いに居酒屋に来ていた。お互い28歳。吉本は今日で29になった。もうすぐ30歳ということでこうして打ち上げする機会も少なくなっていたからか、とても楽しかった。後半あたりで酒も回ってきたからか、一昨日見た夢の事を話しても、全く信じてもられなかった。
「ていうかさ〜吉本以外は冬生まれなわけだし夏じゃないんだから、そういう話やめようぜ?」
「そうそう。だって今、真秋だもん」
「真秋って何だよっ!」
健一が吉本の頭を軽く叩いた。やれやれ。
でも、こうして笑ってられるのも幸せだな。
そんなことを思いながら酒に手を伸ばした俺の腕は、真っ二つに割れていた。

とある居酒屋にいた三人組が突如として消えた。
数十年経った現在でも未解決事件として歴史に名を
残している…


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