ダーク・ファンタジー小説

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イケメンは死なない。
日時: 2022/10/05 18:48
名前: いぶに (ID: Jro3iv1q)

少年は考えた。

どうやったら

どうやったら

この世界とおさらばできるのかを。

「あ、美付みつくー!」
「おはよー!」
「おはよー! …で、うまくいったの?」
私が普通の顔をしていつも通りに登校していたから、さきは、もしかして、と期待して訊いてきたんだと思う。
「ううん……」
「えっ」
「すきな人、いるんだって」
「…そっか……」
 埼は、自分のことのように悲しんでくれた。
「まっ! 答えもらえただけでもうれしいし!」
「…美付らしっ…」
埼はほっとしたような声で言った。
私は笑った。


「あ、敬! お前、また告白断ったんだって!?」
「…うん」
「いいなぁ。俺なんて告白されたこともないんだぞ! うらやましいわぁー…」
朝はいつもそんなことをクラスメイトに言われる。
でもにぎやかな世界を見るのも、今日でおしまいだ。


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