ダーク・ファンタジー小説
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- 有罪か無罪か無期懲役かゲーム
- 日時: 2022/10/15 10:36
- 名前: まあは (ID: EMf5cCo0)
詐欺……国民を騙しお金を奪う完全犯罪、またその詐欺師を騙し、詐欺師が騙し取ったお金を他の詐欺師が騙し取る行為は"クロサギ"という。
【1話】
ー仕事面接に行ったら大変なことになりましたー
「ここか…緊張するなぁ」
とある会社に1人の男が緊張した様子でやってきた。彼はネクタイを締め階段を上がり面接会場の扉の前で深呼吸をしノックをした。
「どうぞ」
若い女の人の声がして彼は「失礼します」と言って扉を開けた。
部屋には1つのパイプ椅子があり真ん前には20代ぐらいの男の人が椅子に座っていた。その男は金髪でメンズ ネックレスをかけていてヤバそうな感じがしたのか彼の頭の中ではもう他の仕事場所を考えていた。
パイプ椅子に座ると男は「自己紹介をしてください」と足を組んで左手に黒いスマホを持った。
「勝山 優です」彼の名は勝山 優これからとんでもない職業へ転職する人物だ。
「僕は蔵木 笑太です。よろしくお願いします」男の名は笑太、笑太は優の前に来て名刺を渡した。優はその名刺を受け取った
「あ、あの仕事内容はゲーム作成と聞いておりますがーーー」
「クロサギリアルゲーム作成社ですよ」
優の口を笑太が挟んだ。笑太の顔はなんの笑みもなかった、感情がなくなってしまったような目をしていた。
「えっ??クロサギ???」
クロサギという言葉を初めて耳にした優の頭の上にはハテナマークが何個もできている
「クロサギ…詐欺師を騙してお金を奪うそれがクロサギです。」口を開かなかったさっき、どうぞと言ったワンピース姿の女の子が優の後ろから答えた。
「ん?それって…一応犯罪なんじゃ…」
優の目は・になっている。
「確かに奪い取るのだから結局は詐欺師で犯罪だ でもそのお金を騙された人達に返すのは犯罪なのか?」笑太が立ち上がり両手をズボンポケットに入れた。
たしかにそれは犯罪のようで犯罪ではなさそうな事だった。しかし犯罪ならバレたら捕まるそう思い優は立ち上がって「帰ります!」と勢い良く言った。
だがそんなうまくいかなかった。隣の部屋から仲間と思われる人が4人出てきて出入口を通せんぼした。
「ちょっとっ」優の逃げ場はどこにもない。
「やらないのなら殺るよ」笑太は左手で拳銃を持っていた。刑事ドラマでしかみないため本物の拳銃にビビった。
「ちょっと待って待って」
優はもちろん焦る。汗がドバドバと滝のように流れ手と足は上手に立てないぐらい震えた。
「入る入らないどっちだ!!」笑太が叫んだ恐らく外にまで聞こえただろう。そんなぐらいに声の音量がでかかった。「入るから……」優は泣きそうな目をしながら腰から崩れ落ちた。
- Re: 有罪か無罪か無期懲役かゲーム ( No.1 )
- 日時: 2022/10/17 16:45
- 名前: まあは (ID: EMf5cCo0)
「優くん顔をあげてください」しゃがんで下を向いて怯えていた優のほっぺたを優しく触れたのはロングヘアーの女の子だった。「私は霜月恵那です優くんよろしく」ロングヘアーの女の子は恵那と言った。とてもかわいらしく落ち着く声だ。優はしゃがみながら同じ場所にいる人の顔を見た。
男の人は3人いて女の人も3人いた。「あ、あの…」優はなにかいいかけたが勇気が出なかったのか声が止まってしまった。「ま ここじゃなんだし隣の部屋で自己紹介でもしね?」少しイケメンな男の人が笑太に向かって言った。少しイケメンな男の人の右腕には龍のタトゥーが入っている
「そうだな」笑太はそういいながら隣の部屋のドアを開けた。そして部屋にあるソファーにみんなが座ると自己紹会!が行われた。「俺が紹介するよ こいつが俺の秘書の渡辺 心」笑太が指を指した女の人は面接の時いきなり喋り出した子だった。
「笑太の彼女…」ぼそっと隣から何かが聞こえてきた。「おい!悟💢💢」呟きが聞こえたのか笑太が怒り出した。「だめですよ悟 今は本当のことを言ってはいけません」そしてお嬢様っぽい女の人は優の隣にいる悟という人を叱っている…いや一緒に弄っているというほうが正確か。「まぁまぁ」そんな真ん中にさっきのタトゥーの男の人が入ってきた。「ごめんね~w こいつが雄島 悟でこのぶっさいくなのが白田穂乃果それで俺は蕪木大乗寺だ よろしくな☆」大乗寺は優に手を差しのべたが優はドン引きしていた何故ならいつの間にか机に大乗寺の足が乗っていて少しヒビが入っていたからだ。
(この人と手を握ったら手が紙になる!)と優は思った
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